迫り来る裏切りの脅威 『BTOOOM!』 7巻
- 作者: 井上淳哉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/01/07
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- 作者: 井上淳哉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/01/07
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一方で仲間の振りをして近付く伊達が本性を表し始め・・・
ずっと謎の存在だった最強プレイヤー・織田の正体が明らかになる中、
己が生き残るためには手段を選ばない者たちによる、
連鎖のように発生する裏切り劇場が激化する今回。
極限状況で他人を簡単に信用することの危険性を描くと同時に、
いつ誰がどんな形で牙を剥くのかわからない緊張感に溢れてますね。
正体が判明した織田の今後の動向も気になるところだけど、
それ以上に身の内に振りかかる危機の数々は、
一瞬の油断が死を呼ぶデスゲームの極限状況ならでは。
伊達のみならず、ゲーム復帰のために暗躍する吉良や、
徐々に精神を蝕まれつつある平さんなど、
いつ誰が暴走しないとも限りません。
兎にも角にも伊達の極悪スマイルとヒミコの胸が脳裏に焼き付いて離れない今回です。
かつての勝者は、狡猾なる頭脳と共に襲い来る。
本編あらすじからして『悪魔医師』と銘打たれているだけあって、
見事なまでの悪役と言うか外道っぷりが凄まじいです。
今までにも元軍人ならではのサバイバル能力で、
ソロファイターとしては他の追随を許さない宮本とか、
身体的にも頭脳的にも秀でたオールラウンドに強い織田とか、
強敵として立ちはだかった相手は何人もいるけれど、
坂本のような人間にとっては最もタチが悪いのが伊達みたいなタイプかもしれません。
確かに結果として何人か殺してはいるにせよ、
この状況下で積極的に戦いに参加していなかったり、
仲間を集めて脱出方法を講じたりするほどのお人好しな坂本です。
そこにつけ込まれたら真っ先に死にかねません。
むしろ、ヒミコがいなかったら絶対死んでる・・・
善人面したときの芝居っぷりも堂に入ってるからなー。
別人のように豹変してるけど、演技も一定水準を超えると演技じゃなくなります。
前回の勝者って時点からして何人もこんな風に騙して殺してきてるわけだし、
送り込まれることになった医療ミスを村崎さんに押し付けた件にしても、
他人を踏み台にして、それを蹴落としながら生きてきたんでしょうね。
たぶん演技し続ける人生だったんだろうなと。
奇しくも決戦の場となったのが以前に宮本と対決し、
村崎さんと遭遇したあの廃墟ってのもまた一つの運命か。
見事に騙されて窮地に陥る坂本と、坂本が死んだと思って絶望するヒミコ。
善人と悪人の対決がどうなってゆくのかが気になります。
本編の強烈なデスゲームの中と外で見る圧倒的なおっぱゐ。
ヒミコのおっぱゐは、ある意味今回もう一つの見所かもしれません。
起爆していない不発弾とは言え、
投げつけられたクラッカー式BIMを胸で・・・
!?
弾き返しよった!?
何このおっぱゐ星人大歓喜シーンは!?
ぃゃ自分はきょぬー派ではないですが・・・
今回最後の最後でこれですから、これまでの本編全て吹っ飛びました。
ヒミコのおっぱゐは本作最強の爆弾だな!
もっと堪能したいと言う方には是非とも限定版を。
こちらは特典に何とハードカバー装丁のヒミコグラビア写真集付き。
本編でヒミコ役を演じたアイドルと言う設定で、
フルカラーのあんな姿やこんな姿が満載です。
こちらでも勿論おっぱゐの絶大なる存在感は健在。
谷間が・・・谷間がやべぇ!
『恋するエネルギー充電中』だの『彼女の重力圏から逃げられない』だの、
煽り文もいかにもな感じで書かれてるのがまた一層の色気を引き立ててます。
特に重力圏については帯でネタにもなってますからね。
しかしここだけで明かされる事実もあるから侮れません。
金髪碧眼で日本人ではない雰囲気ではあったけれども、
『本名:ヘミリア』とか書かれてますし。
そういやフルネームも不明だったし、
ヒミコって名前すら本名とも限らなかったですからね。
あとはスリーサイズも載ってたり。
B90-W58-H81、圧倒的じゃないか・・・