戦利品を読むまでがコミケです 『孤独のコミケSeason2』

お目当ての新刊を一通りゲットした五郎。
会場を後にしたゆりかもめの車内でトラブルに遭遇し・・・
大反響を呼んだ第一弾から四ヶ月、
まさかの第二弾が登場する運びとなった本シリーズ。
今回は戦利品を読むくだりからアームロックに至るまで、
よくある光景だなとは思いつつも色々と考えさせられる内容になっておりました。
会場内で座り込んで集団で新刊を読んでるなんて光景はいつも見かけるものだけども、
開始一時間とか経ってホール移動しようと思うと既に数多く居たりするし、
一体何人投入してどういう人員割り振りでもって運用してるのか毎回不思議なものです。
(基本全部自力で買い回るタチなので・・・)
そんな彼らを見てせっかちと言いつつ、
ゆりかもめの車内で読んでる五郎も見事にダメな人っぷりを発揮してるんですがね。

少しでも早く読みたいって気持ちはわかるんだけども、
やっぱり帰宅してから泥のように眠りたい衝動を抑えながら読むのが最高の癒しですよね。


舞台で感じる時代感覚
最近では会場からのバスも増えたし、
TWR埼京線直通でむしろそっちがメインルートになってる感がありますが、
山手線の東側がメインの身としてはビッグサイトと言ったらゆりかもめだなーと。
当時は新木場から京葉線で東京駅とか、本当に不便な時代でありました。
まぁ今も昔も車内で18禁の本を読むのは周りの目によろしくないのでやめましょう。
他の乗客に迷惑をかけると五郎のアームロックが炸裂しちゃうZO!
尤も当の五郎本人が読んでるので説得力ゼロですが・・・
最初はギャグ本で偽装してたりしてたのに、
最終的にはめっちゃ堂々と読もうとしてたりしてテンション上がりすぎだろこいつ。
と、傍から見たらツッコミどころ満載な行動の数々はさすが五郎だわ。


飯と本との共通点。
話の内容はジェットシュウマイの回とアームロックの回をベースとしたものとなっており、
言わずもがな例のやりとりが出てきたりするのですが、
ここでの五郎の台詞がしっくりきすぎてて正直やられたわ。

飯を同人誌に変えただけなのに何なんだろうこの違和感の無さは・・・
確かに複数人で読むってもんじゃないですからね。
18禁に至っては特に。
あとがきではもう一冊くらい〜とあるのだけれども、
一体どの話を出してくるのか今から想像が止まりませんね。
まさかのサークル参加の可能性も?


ちなみに自分も特に三日目は滝山と同じく偽壁から攻めたりします。