まったく、競泳水着は最高だぜ!! 『フロッグマン』 6巻
- 作者: ナイロン
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/11/29
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る
しかし二人がキスをする現場をハルカに目撃されてしまい・・・
当初は健全なお付き合いの水泳部ラブコメだったのが、
巻数が進むごとにエロ指数が右肩上がりに上昇し、
気付けば完全にエロコメ状態になっていた本作。
完結となる今回も例に漏れずエロいシーン満載で、
水泳部最高!むしろ競泳水着最高!と最後まで身悶えさせてくれました。
前回は三角関係が急加速して修羅場の予感さえ漂うラストでしたが、
一体マコトとは何だったのかと言わんばかりのバカップルぶりが見ててたまりません。
それでもまだ付き合ってすら無いんだぜ、この二人・・・
普通に考えれば前回からの流れで開幕から告白フラグ全開なのに、
思いっきりブレイクしてからのいつもの展開。
ぉぃぃぃぃ!
告白は!?ねぇ、告白は!?
バカップルっぷりを発揮すればするほど一番肝心な事が済んでないだろと、
ツッコミといつ切り出すんだってもどかしさで最後まで見ている方がドキドキですよ。
一応最後に告白はするものの、色恋沙汰にはとことん疎いハルカのことだから、
LoveじゃなくてLikeの意味に捉えられてそうな気がしますね。
本当の意味での恋愛関係はまだまだこれからって感じだけど、
あっさりと爽やかに締めたラストは若さ溢れる『らしい』終わり方でした。
こういう純粋すぎるヒロインこそが実は攻略難易度は凶悪です。
元々天然な気はあったけど、ハルカさん難攻不落すぎだろ。
明らかにラブラブっぽい関係を見せておきながら、
あくまで友達としての付き合いをしているようにしか見えません。
そのくせ、素で誘ってるような言動満載で、
一級フラグ建築士っぷりが半端じゃないです。
コーチの弟が代理になってからは暴走の一言に尽きる。
メンタルを鍛えるためと騙されて勝負下着を着せられ、
祭りに行けば浴衣を釣られて恥ずかしいポーズで宙吊りに、
ミチルの家に泊まりに行かされて裸エプロンならぬ水着エプロンで料理。
夜眠れないからと、ハルカ本人もミチルに対して、
『・・・する?』
と誘いをかけ・・・
まぁシンクロの練習をなんですがね。
本人の素でも誰かにやらされたり言わされたりでも、
誘ってるようにしか見えない言動ばっかりですよ。
同時に、一級フラグ解体士としてもスペック高すぎるので、
一向に先に進まぬ関係にもどかしくなること請け合い。
男だったら据え膳食うところだろ!
これはあれですね、いわゆる
『本番ヤってるように見せかけて実はマッサージでした』
ってお約束が色んな形で進化したような。
そりゃもどかしく思えて当然でした。
突然訪れた水泳部廃部の危機、その時、部員たちは・・・
発端が地震によるプールの破損によるものだったりするのですが、
もしかしてこれって、東日本大震災のことなんでしょうか・・・
既にあれから9ヶ月近く、ネタに使われないとも限りませんが、
やっぱり風化させてはいけない出来事だなと。
それはともかく、部の存続を賭けたシンクロのシーンは、
今まで部として活動してきたこととしても、
エロコメとしても集大成って感じでよかったですね。
コーチの弟が再登場してから、とにかく活動内容がクオリティ上がりすぎです。
うなぎ祭りとか何それ楽しそう!
前回退場したかに思われたみやびも、速攻復帰しましたしね。
と言うか、実は将来性を考えると、一番有望なのってみやびなんじゃないかと思えてきました。
中学生にしてうなぎをさばけるのかよ!
『串打ち三年、裂き八年、焼き一生』って格言まであるのに・・・
何よりもふんどし!
前回の三角関係から持ち直したマコトはあまり目立ちはしなかったけど、
それでも見せ場らしい見せ場ってものはあります。
見せ場ってのが、おもらしなんですがね。