半裸と肉奴隷の境界で・・・ 『フロッグマン』 4巻

フロッグマン 4 (ジェッツコミックス)

フロッグマン 4 (ジェッツコミックス)

ハプニング続出の夏合宿も終わり、再び学校での練習に勤しむ一同。
しかし、大事件の足音はすぐそこまで近付いてきていた・・・
水泳を通じて何の取柄もなかった少年の成長を描くと共に、
どこまでも爽やかな青春劇が描かれる本作。
その一方で、競泳水着のボディラインとドッキリなハプニングの数々で、
極めて健全なはずなのに、それ以上にエロスを感じてしまう展開は止まることを知らず。
確か前回の時点でも『エロすぎて笑った』と言いましたが、
それすらも超越したエロさは何と表現するべきでしょうか。
普通にギャグで笑えるところも増えてるし、
このハイブリッドさは一体どこまで進化してしまうんでしょうか。
どちらかと言うと、『笑った』と言うよりも、
『ニヤけた』って方が正確なのかもしれませんけどね。
展開上、今回の出番は少なかったけれども、
マコちゃん&みやびの漫才コンビにはしっかりと笑わせてもらいました。
寄せて上げる系の、いわゆる『天使のブラ』を付けて、
やっぱりぺったんこって・・・ねぇ?

ひんぬー派としては大丈夫だ、問題ないだけど、
当人にとっては一番いいブラを頼むってところでしょうかね。


初めて描かれる、楽しむための水泳ではなく、勝つための水泳。
ずっと練習を通してミチルも随分と上達してきてはいるものの、
あくまで何とはなしに泳ぐことを楽しみ、
泳げるようになった上達ぶりをも楽しむためのものでした。
が、今回登場した加瀬は一方的にハルカをライバル視する勝利至上主義者。
一言で水泳と言ってもやっぱいろんな考え方ってものがあるもんですね。
競技としてもスピードの記録を競う競泳もあれば、
演技の美しさを競うシンクロとかもあったりするし。
そんな加瀬の登場によってもたらされたのが、
作中ではじめてとなる本当の意味での『勝負』。

これまでも勝負するシーン自体はあったけども、
あくまでお手合わせとか、そんな色が濃かったですからね。
同時に、ハルカが本気で泳ぐってのも初めて。
実力なら間違いなく全国レベルなんだと改めて気が付きました。
しかしここに至るまでの経緯がまたものすごい。
ハルカ自身誘拐されてきていて、
自分を助けに来て勝負に挑んだミチルのために承諾するってある意味バトルものっぽくもあり。
更には負けたら肉奴隷なんて条件付きで・・・

ぃゃぃゃハルカさん、言葉の意味は理解して条件受けましょうって。
見てる側としては負けた方が美味しいですけど・・・


エロさはひたすら青天井。
おっかしいなー、当初は健全な水泳ものとして、
ちょっとしたポロリくらいのハプニングもあるよ的な感じだったはずなのに、
最近はハルカのエロさ見たさになってきてる自分がいますよ。
特に今回は非常に実用性も高く、そちらの意味でもお世話に・・・
一番最初の汗でTシャツが透けて下の水着が見えるのも捨て難いものがあるけれど、
何と言っても加瀬に誘拐されてからが真骨頂すぎる。
鋏で制服に下着に水着にと切り裂かれ、
そんな状態で後ろ手に縛られてるってシチュエーションてきにたまらんとですよ。

勿論こんなところで終わるわけもなく、
水着の全面まで切られてへそが丸見えの半裸状態。

場所は他校なので替えの服があるでもなく、
半裸のまま泳がざるを得ない状況と、どこまでも美味しすぎる。
巻末のおまけページもコーチの差し金でブラジル水着姿になっちゃうし、
何か今回の後半はハルカさんほとんど半裸ですね。

半裸エロもあれば、ドッキリアングルとシチュエーションによるエロもあり。
エロい知識がほぼ皆無な半裸にされたハルカが、
これまた騙されて電気アンマですよ電気アンマ!

うん、ハルカになら股間を踏まれてもいい。
否!むしろ踏んでください!


何気に恐ろしいまでの濃さを放っているのがサブキャラの野郎共。
中扉を開いて、さて本編が始まるぞっと読み始めてみたら、
いきなりニートの自堕落発言が飛び込んできてしまうと言う・・・
そもそも『似井戸』って名前で名は体を表しまくってるし、
更には下着ドロとか社会的に救い様がなさすぎる。

ぃゃー、幾ら忙しくてもちゃんと手に職がある身でよかったー。
あれ?水泳漫画だったよね?
いつの間に変態紳士ものになってたんだろう?
似井戸がダメ人間っぷりと紳士的な意味での濃さを持っているのに対し、
ヴィジュアルと既視感での濃さを放っているのが『田中タケシ』。
このキャラに関しては、どうこう言うよりも一発見た方が手っ取り早いです。

・・・
大統領だってブン殴ってみせるけど飛行機だけは勘弁な
見かけに反して天才メカニックな人じゃないか!
本作とは全く別物で、つい先日発売された氷室の天地でも、
このキャラを使ったネタが出てきていたりするのですが、
やはり去年の本誌掲載時期頃に特攻野郎Aチームの劇場版が上映されたからなんですかね。