妹分は家出少女!? 『霊媒師いずな』 7巻

霊媒師いずな 7 (ジャンプコミックス デラックス)

霊媒師いずな 7 (ジャンプコミックス デラックス)

現代社会に潜む身近な問題も取り上げていることにより、
ただエロくて怖いだけではない社会派な一面も持ち合わせた本作も7巻目。
対霊を生業とする同業者のシスターが登場し、
いずなとはまた違うベクトルの脱がされ要員も増えた前回に続き、
エロ要員と言うわけではない準レギュラー的な新キャラも登場して
段々と賑やかとなってきました。
ヒモに悩む働く女性や、仕事尽くめで自宅から疎遠となってしまったサラリーマン、
仕事の理想と現実の差から酒に逃げる営業に、妻に先立たれて孤独死寸前の老人と、
これだけ続きながらも尽きることのない話のテーマの豊富さは
あらゆるものが豊かとなりながらも問題も数多く持ち合わせている現代社会そのものですね。
全体的に今回は人間ドラマな話が多くてストーリー重視な感じがします。
その分若干ホラー分は抑え目になっているけど押さえるところは押さえていて。
まぁ一番怖かったのは巻末おまけの真倉氏の体験談なわけですが・・・

リアルで起こったとか嫌すぎる。


今回最大のポイントは何と言っても新キャラとして登場したリンでしょう。
全体的に胸のデカいキャラの多い本作において数少ないつるぺたですし、
ぬ〜べ〜の頃のいずなと同じ中学生。
うん、やっぱロリ要員ってのは貴重ですね。
中学生と言うよりも小学生に見えなくもないのは置いといて。
経緯は違えど最終的に弟子入りするような形になるところも当時を思い起こさせます。
まさに歴史は繰り返す。
完全に家庭崩壊し、育児放棄された身である経緯から、
心の底から信用してもいい人を見つけたときのすがるようなその仕草には
思わずくるものがあるってぇものですよ。

卵かけご飯とか冷奴に感動するとかどんだけですか。
終わりすぎてる家庭環境で育ってきたのかと思うと泣けてきます。
身よりもないことからいずなのところに居候することになったこともあり、
これからもちょくちょく出てくることになるんでしょうね。
本当に弟子入りして後継者となるのかは置いといて。
そんなリンに対するいずなの思いってものがまたくるものがあり。

無鉄砲なところを本気で諌めるのはかつて目の前で父親を失ったことがあるいずなだからこそです。
シスター沙聖共々これからの迷コンビっぷりが気になりますね。


勿論エロ成分は満載なので、そっちの意味での実用性もあり。
いずなが裸で緊縛されるシーンにはお世話になりました。

他にもゲストキャラがギシアンってるシーンあり、
男が男のモノを咥えさせられる誰得シーンあり。

ぃゃ、後者はどうすんだよこれ・・・
アンダーヘアすら平気で出てくることがある本作において、
思いっきりモザイク描写されたのってもしかしてはじめてじゃなかろうかと。
しかしいずなにしても沙聖にしても裸にされる割には
露骨にアンダー解禁になったことってないですなー。
やっぱ年齢的に女子高生だからそこはヤバいってことですかね。
エロとは違う方面では沙聖のホットパンツ姿と言う貴重なシーンが。

一応降霊してるからではあるけれど、
こんな機会でもなければ後にも先にも修道服姿しかなさそうだからなー。
裸は別として・・・