茨城ならよくあるこt・・・ねーよ! 『新世界より』 1巻
- 作者: 及川徹,貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: コミック
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冒険心から始まった夏季キャンプをきっかけに、
世界の秘密へ近付くこととなり・・・
今期からアニメ放送も開始された、
貴志祐介氏原作のSF小説のコミカライズとなる本作。
千年の間に世界に何が起こったのか、
「呪力」と呼ばれる超能力とは何なのか、
そして大人たちが隠している事実や、
バケネズミと呼ばれる人ならざる者の正体は何なのか。
開幕から非常にハードな世界観と、
隅から隅まで張り巡らされた伏線の数々には終始気が抜けません。
大人もバケネズミも怪しすぎて全く信用できないし。
今はまだこれから起こる惨劇の序章に過ぎない的な内容ではありますが、
明らかに人が死にまくりのジェノサイド展開を露骨に示唆してますからね。
まだ一話目しか放送されていないアニメ版では、
ラストに「消えた」としか語られていない、
麗子が明確に殺されている描写もあったりしてかなり容赦ないです。
回を増すごとにグロ要素も含むエグい表現は増えてきますけどね・・・
本当の意味で未知なる存在が絡んでくるSFとホラーは紙一重ですね。
伏線がどんな形で回収されることになり、
今後どれだけ人が死ぬことになるのか恐ろしくもあり楽しみでもあります。
そういえば本作タイトルはドヴォルザークの同名の楽曲第二楽章由来みたいですが、
「家路」や「遠き山に日は落ちて」のようにアレンジもされている本楽曲と、
どのように関連しているのかも気になるところですね。
北関東は魔境だった!?
よく群馬県がグンマー画像とかでネタに使われることが多いですが、
本作の世界観はそれに勝るとも劣らぬ魔境っぷりを見せてくれてます。
千年後とは言え、茨城すげーな。
知名度が上がればグンマー並みのネタにされかねないぞ、これ。
街の雰囲気は未来すぎて逆に弥生時代くらいに見えるし。
それでも変わらないものも確かにあるんですね。
作中で筑波山に登るシーンがあって、
山頂から見る霞ヶ浦、関東平野、遠くに望む富士山。
もしかしたら唯一地域色が見られたシーンかも。
茨城南部に住んでる身にとって筑波山はシンボルです。
連載するにあたって山の中腹にある神社に絵馬を奉納されたみたいですし、
聖地巡礼の一環として行ってみるのも乙なものと思われます。
山自体もハイキングコースで近隣小学生の遠足に利用されたりと、
登山初心者にもお薦めなので一度は登ってみるのもいいかと。
と、地元宣伝になってしまいましたが、
しかして街の外は未知の恐怖と危険だらけ。
「土蜘蛛」に襲われるシーンなんかはトラウマ級ですよ。
ネズミと言うには発達しすぎた肉体に醜悪な外見。
どちらかと言うとゴブリンとかオークって言った方がしっくりきますが、
実際丸腰でこんなモンスターと対峙したら何もできませんって。
ましてやそれが大群で襲い掛かってきた日にゃ・・・
呪力で一体倒すにしても四肢爆散モツパーティーのグロ注意。
ある意味グンマー以上にヤバすぎるわ千年後の茨城。
コミカライズ版だからこその描写も全力全開。
厳密に言うと肌色率とお色気シーン。
既に表紙からしてエロいです。
早季さんおっぱゐデカいし、谷間も見せちゃって、
下腹部も丸見えだからへそとか腹筋とかモロですよ。
作中での会話内容とかから察するに、
まだ中学生くらいの年齢のはずなんですが・・・
これだけ性的な何かを期待させてくれるわけですから、
当然それに応えるように中身も全力でエロ満載。
本編のハードな内容とか土蜘蛛のグロさがある分、
余計にそそられてしまいますね。
絶対このへんの肌色成分は狙って描いてるんだろうなー。
1巻の間にお風呂シーンが2回、レズ姦シーンが1回。
早季さんと真理亜さんガチすぎるわ。
そのうちガチの本番シーンとか出てもおかしくない。
もしかしてToLOVEるの領域にでも挑戦してるんでしょうか・・・
ぃゃ、今後そっちの方面で絶対需要ありますよ。
初単行本の新人らしからぬ画力ですし。
SFホラーとしての面もそうですが、こっちのエロ方面も楽しみですね。