ドキッ、恥辱まみれの姉弟マンガ道 『あねコミ』 1巻
- 作者: 井上和郎
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/02/28
- メディア: コミック
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突然の出版社からかかったオファー内容は何とエロ漫画だった・・・
元々サンデー本誌でフェチっぷり溢れる変態作品を輩出した井上氏。
プラットフォームをヤングアニマルあいらんどの青年誌に移した本作ですが、
少年誌では絶対に不可能な表現いっぱいの安心の変態クオリティでした。
むしろ青年誌ってこともあって、何一つ躊躇がない。
作画資料のために様々なシチュエーションで辱められるのも、
姉の方だったらよくありそうなごく普通のエロ作品かなーと思うところを、
あえて弟の方とするあたりにギャグとしての変態さがうかがえますね。
こういう作品では鉄板ネタであるソーセージとかバナナを咥えるネタも、
ちくわぶでやってしまうくらいに変態です。
もうこれからおでんが食事に出てくる度に思い出しちゃうじゃないか。
この21歳、可愛すぎて危険につき。
既に自分自身、21なんて全然子供に思えてしまうくらいの歳になってしまいましたが、
それでもやっぱり十代とは一線を画しているところがあるもの。
その一線ってものを感じさせない見た目からしてたまりません。
髪型はツインテールだし、弟のことはちゃん付けで呼ぶし、
仕事としてエロい作品を描くこととなってしまったものの、
実際にはそういう知識は皆無で自慰の経験すらなし。
実の弟が姉モノのエロコレクションをしていたところを見てしまっても、
お姉ちゃんが好きってことだからと逆に嬉しがってしまうほど。
こんな姉が時として本当の『そういう』感覚を覚えてしまったり、
本物の熱く滾ったヘヴン状態のBRSをはじめて見てしまったときの反応が初々しくてねぇ。
世に出てるエロ作品も数多ある中、
現実に本当にこんな作者が描いてる作品があったら崇拝しますよ。
しかしこんなロリ姉も、一緒に風呂に入ったときの髪を下ろしたときとかは、
普段の子供っぽさとはまた違う、ちょっと大人っぽい雰囲気に思わずドキッとしてしまったり。
両親亡き今、唯一人の肉親として、時々歳相応の姉の顔をするのがまた良いんですよこれが。
そりゃあシスコンにもなるってもんですわ。
基本ギャグ中心ではあるけれど、
所々に見え隠れする姉弟愛に思わずニヤけてしまいます。
俺の姉がこんなに可愛いわけがない。
嗚呼、ウチの姉貴がこんな可愛かったら放っておかないです。
途中から登場する高嶺さんもなかなかに侮れません。
涼太のクラス内でも『鉄の女』と称されるほどの堅物委員長が、
実はまなの作品の大ファンでアシとして参入してしまう時点からしても、
ムッツリだったんですかこの御仁は!?
と表と裏の激しすぎるギャップに強烈に印象付けられると言うもの。
しかも、涼太が恥ずかしくてやりたがらない『資料提供』も、
一切の躊躇なく平然とやってしまう豪胆さ。
やべー、高嶺さん漢らしすぎます。
自慰の資料提供でアレの模型を股に括りつけてしまうのもそうだけど、
変態と言うかいい感じに馬鹿なんだなぁ。
普段お堅い人物ほど、裏で何をやってるかわかったもんじゃないです。
各所に散りばめられたギャグ要素にはらしさが多数。
氏の作品には、どの作品にも不良とかヤの付く自由業な方とか、
ちょっとカタギではないキャラが一人は出てくるなーと見る度思うのだけれど、
本作においては出版社の担当編集がヤーさん担当だったり。
一応は編集者としてちゃんと仕事はしてるみたいですが、
明らかにエロ作品を描かせたり、
面白いからって理由で経費を使ってダッチワイフを提供したり、
完全に遊んでるなぁ・・・羨ましい・・・
他にも意外とパロ描写が多いのも特徴ですが、
姉が処女と聞いて心の中で超サイヤ人になってたり、
心の中の悪魔と称してクラウザーさんが友情出演していたり。
本当にさりげなくこう言ったコマを突然入れてくるから侮れません。