受け継がれしは誇り高き血脈 『ムダヅモ無き改革』 7巻
ムダヅモ無き改革 (7) 【特装版】 (近代麻雀コミックス)
- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2012/01/27
- メディア: コミック
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ムダヅモ無き改革 (7) 【通常版】 (近代麻雀コミックス)
- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2012/01/27
- メディア: コミック
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激戦から間もなく、日本国内で激戦の狼煙が上がり・・・
長らく続いた神々の黄昏編も前回で完結し、
まさかの主役交替劇をもって始まった新章獅子の血族編。
今までも各国首脳を惜しげもなく登場させて麻雀を打つ無茶っぷりに、
当初からヤバいだろとセンセーショナルな話題を提供し続けてきた本作ですが、
それらを遥かに凌駕するほどの危険度MAXな内容になって帰ってまいりました。
神々の黄昏編のラストがラストなだけあって、今回は小泉の出番は全く無いものの、
生存フラグが立ったラストもあって、これからの展開が楽しみですね。
さすが記憶を失いながらも戦闘機でテポドンに突撃して生還しただけのことはある。
不死身で素敵すぎるぜ小泉さん!
完全に今は一線を退いてるけど、今の日本にこそこういう豪傑が必要ですよね。
その分、麻生閣下が色々と活躍してくれてますけどね。
前回は帯書きコメントまでしていただいてますし、
本作における麻生閣下の扱いは最高に格好良くて別格だなぁ。
そして今回は初の特装版付き。
真田のポストカードやプーチン&ティモシェンコのシールが付いてたりしますが、
何と言ってもメインは「第一次ラグナロク大戦報告白書」。
単純に神々の黄昏編の内容をまとめたものかと思っていたら、
史実とネタが交錯したカオスな報告ファイルでした。
ヤルタ会談とかアポロ11号の月面着陸とか、
本当の写真も入ってたりするくせに全て話がナチスに直結してやがる・・・
パパブッシュがブロッコリー嫌いだったってはじめて知ったわ。
あの日から、日本の暗黒時代が始まった・・・
神々の黄昏編の本誌連載が始まったのが今から3年以上前ですから、
ずっと麻生閣下が総理と言う内容で続いてきたものの、
時が進んだことで本作でもあの日がやって来てしまいました。
忘れもしない2009年8月30日。
衆院総選挙によって民主党による政権交代が現実のものとなってしまった悪夢の日が・・・
そう、今回の敵は他国の首脳陣ではありません。
2年半近くの時を経てもなお与党の位置に居座り続ける民主党政権そのものです。
主役クラス三人相手に教官として対局することになったタイゾーが、
どうしようもないほどのクズっぷりを見せていると思った矢先に、
それすらも足元に及ばないほどの本物のクズ共が大暴れすることになろうとは・・・
これまでは単行本の巻末描き下ろしのおまけやOVAくらいの登場だったのが、
本編に思いっきり出張ってる民主連中を見ていると、
当時のことを思い出して本当に頭が痛くなってきます。
(OVAでは鳩山が首相で最初から麻生が元総理と呼ばれてたり小泉が毛沢東と戦ってた)
鳩山、菅、蓮舫、大田の議員連中は言うまでも無く、
政権交代をバラ色の時代だの持ち上げるマスゴミ、と言うか古館と、
どいつもこいつもクズを通り越してキチガイすぎる。
まぁ鳩山の顔がどこぞのジル・ド・レイさんに見えてしょうがなかったり、
襟立てまで忠実に再現した蓮舫には笑いましたけどね。
妄言とネガキャンに踊らされてこんな連中に投票した人らって、
今頃どんな気持ちなんでしょうかね?
完全に現実の出来事が元になっているだけに、
書けば書くほど民主批判の政治思想的な話に入り込んでしまう・・・
自重しませんがねっ!
確かに自分は民主のことは支持する気なんて毛ほども存在しないけども、
ここまでイカれたキャラとして描く大和田氏も大概ですね。
個人的にはよくやってくれたと諸手を挙げたいくらいです。
かつて衆院議長にまで上り詰めた女傑・土井たか子まで登場したり、
展開とキャラが濃すぎて麻雀の内容がほとんど頭に入ってこねぇ!?
麻雀もやってるけど、普通に政治ギャグにしか思えてこなくなってきた。
十人十色と言うには激しすぎる女性陣の格差。
蓮舫だの土井たか子だのはアレすぎて論外なんですが
(鳩山婦人に至ってはもう人間の顔じゃない)、
可愛いキャラはしっかりと可愛く描かれているから侮れません。
真田たちに対してはスパルタ教官っぷりを見せてはいるものの、
相変わらずゆかりタンがヒロインしてるなーと。
仮に小泉が生還しなかったとしても、一生想い続けるタチですね。
と、そんな中で現れた新たなヒロイン、その名は四条絢乃。
正確には新キャラではなくて、前回も小泉がヒトラーと戦っている間に、
名も無きオペレーターの子として登場はしていたのです。
それがここにきて名前まで与えられ、卓を囲んで勝負に挑んだりと、
モブキャラから一気に大躍進しまくり。
やはりモブだけで終わらせるには惜しい存在だったのかな。
月面決戦からの流れで宇宙繋がりとは言え、
実際にJAXAが仕分け対象にされたこともあった以上は再登場は運命ですね。
そして名前が判明したかと思いきや、スク水で熱湯弁明に挑むあざとさ。
狙っておる・・・無茶苦茶直球で狙っておる・・・
個人的にはスク水よりも競泳水着で・・・(ゲフンゲフン
「鋼鉄の意志」の二つ名で呼ばれるほどに硬く決して折れぬ強い意志を持っていたり、
こいつぁ今回の獅子の血族編におけるヒロインとして期待せずにはいられない。