ゆるゆり 2巻

ゆるゆり (2) (IDコミックス 百合姫コミックス)

ゆるゆり (2) (IDコミックス 百合姫コミックス)

勃発?主役の座争奪戦。


百合姫連載と言うことで例に漏れずの百合話に
最近急激に勢力を伸ばしつつあるゆる系の展開を織り交ぜた
ハイブリッド百合コメディに2巻目の登場です。
漫画は基本的に脱力して読むスタンスなので、
こういうゆる系ギャグは普通に好きですし、しかも百合ときたもんだ。
こうもいいとこ取りした要素をふんだんに活用されていると、
否応なしに色々とテンション高まってきますよね。
何てことのない平凡な毎日の中、主人公について議論が交わされたり、
一巻発売時の葉書に付いていたアンケートによる人気投票結果があったりと、
ヤマも緩やかに進行されていくのでした。


暫定主人公と実質主人公、真の主人公とは如何に?
1巻表紙や本当に最初の一話目の栄光はどこへやら、
すっかり暫定主人公の座で定着してしまったあかりは一体何処へ行く。

影の薄さはより一層磨きがかかって、透明人間にされてしまったり、
いかにして主人公らしく目立たせるかを議論する回があったりと、
気が付けば生徒会サイドの綾乃&千歳よりも出番が少なくなってしまう始末。
あまつさえ、あとがきでは作者自身にすら・・・
不憫すぎるからとにかく超頑張れ。
でも実質主人公こと京子の牙城は崩れそうにないかも。
(自分は結衣派ですが)
別の意味で超頑張れと言いたくなるのがちなつ。
紙芝居には何だか得体の知れない不安感と不快感とに一気に襲われましたよ。

子供の落書きとも違う、本気で壊れた人の絵ですよこれは。
まさかこんなところでトラウマの種を植え付けられるだなんて思いもしませんでした。
ついでに人気投票の結果では・・・
とりあえずイ?。


名は体を現すとは言ったもので、見事なまでのゆるさっぷり。
最近多い平仮名四文字タイトルを冠しているのは伊達じゃありません。
しかも今回話のメインが夏休みであることからも、
全ての流れがゆるくなることは必定なのです。
怪談話に花火に宿題にと非常に満喫してます。

当然忘れてはならない海での水着回もありますし。
ぅーむ、結衣って見た目によらずけっこう胸が・・・

勿論ソフトな表現ながらにも百合も忘れてません。
べったりなガチもいれば、ツンデレもいたりと、その形も様々。
まぁ結局は妄想して鼻血吹きまくってたりする千歳の一人勝ちですが。

妄想力は生命力です。