逆境無頼カイジ 第22話 『執行』

戦終わりと正視に耐えぬ地獄。

ここ2話ほど仕事の関係でまともに見られてはいなかったわけですが
ついにEカード決着にして見るにも耐え難き焼き土下座が登場。
結局最後の勝負では利根川もカイジも全く同類のタイプであったからこその勝利。
同類であるからこそ気付かない筈がない。
相手ならどうするか？自分ならこうする、ならば・・・
小細工を仕掛けたならばこうする、あのような行動を取ったからこうする筈だ。
これこそ利根川が以前言っていた『会話』ってものそのもの。
今回のような策は利根川相手だからこその手段であったわけで
これが仮に限定ジャンケンのときにいた船井や北見のような小悪党相手だったらどうなっていたか。
はたまた安藤とかのようなクズ相手だったらどうなっていたか。
その場合は焼き土下座どころか耳を貫かれることになっていたのかも。

高層鉄骨渡りが落ちた先の惨状を見ることのできない恐怖であったのに対して
焼き土下座は直視しなければならない恐怖。
あの鉄板が何百℃まで熱されていたのかは想像も及びませんが
それを自ら上がり成し遂げた利根川に漢を見た。
結局原作の方でもこれ以降失脚させられて出番が一切なくなることになりますし
そういう意味でも利根川も被害者・・・ちぅか兵藤がド外道。