未来のために時を越え・・・ 『神のみぞ知るセカイ』 20巻

神のみぞ知るセカイ 20 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 20 (少年サンデーコミックス)

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神のみぞ知るセカイ 20 (少年サンデーコミックス)

ヴィンテージの旧地獄復活計画を阻止し、
全てが終わり平和な日常が戻ってきたと思ったのも束の間、
新たな異変はすぐ目の前に迫ってきていた・・・

女神編が完結してついに巻数20巻へと到達したところで迎えた今回。
新章は開幕から衝撃の連続で、加えて過去へと遡る展開には、
いよいよ話も大詰めに近付いて来たことを、
どことなく示唆させる予感がしてきますね。
女神が全員揃ってハーレムタイム突入なんてする暇無かった。
前回までで確かに一つの計画を阻止することはできたものの、
黒幕もわからずいくつもフラグを残したまま、
加えて裏で渦巻く陰謀は未だ全貌が見えてこずと、
バトルもの的な言い方だと戦いは始まったばかりに過ぎなかった事実には、
非常に謎が多い展開に困惑しながらも引き込まれてしまいます。
ミステリアスで何が起こっているのかわからず、
桂馬のみならず読者にも詳しい説明がされないまま、
唐突に過去へ飛んで話が進んでしまうあたり、
今回の内容は非常に重要な役割を果たすことになりそうですね。
恐らく今後明かされてゆくであろう真実が明かされたとき、
改めて読み返すと奥深さが数倍に増幅されそうな感じ。


一つの戦いの終結は終わりではなく、始まりに過ぎなかった・・・
確かに前回の時点でも伏線が多くて何も終わってない感はありましたが、
まさかこんな形で新展開を迎えることになろうとは思いもしませんでした。
二重スパイでヴィンテージとも内通していた室長の暗殺に始まり、
日常に居るはずなのに巻き起こるそれとはかけ離れた、
二次元三次元入り混じり様々なパラレルワールド状態の怪現象、

散見する将来有り得るかもしれない未来ヴィジョンの数々、
室長と同じ名を持つ謎の少女の存在と、
何から何まで全てが伏線にして謎だらけ。

言うなればパズルのピースがバラバラの状態で、
どうやらどれがどう繋がってるのかはこれからわかるようですね。
過去を変えることが目的のようだけど、
変わらないまま進んだ結果がどうなるのか、
変わって何がどうなるのか、救うべき彼女が何者なのか。
全てが手探りでここまで話が難解になるとは思わなんだ。
けっこう冒険してるなーってのが正直なところ。
ストレートにリアル攻略するラブコメの枠は完全に出ていますね。
前作のアルバトロスもそうだったけど伏線のインパクト強いわ。


祝!アニメ三期決定!
前回に引き続き限定版にはOVAが付属しており、
天理が初登場したエピソードの後半が収録されているのですが、
実際に三期放送が始まったときにどこからやるのか気になりますね。
主要人物のディアナが登場、古悪魔という単語もはじめて使われ、
しかも今回本編で行くことになる10年前って繋がりもあって、
本エピソードは絶対に抜かせない超重要なところですからね。
果たしてOVAの内容に修正を加えて放送するのか、
それとも既にこのOVAを見たことを前提として続きから始めるのか、
直接的に核心に関わることのないエピソードをやるのか、
そちらの動向も気になるところ。
実際に女神編まで突入しようとするなら四期までやって、
更に2クールは費やす必要があるので色々と難しそうではあるのかなぁ・・・
何はともあれやっぱり天理は見ててエロいなぁ。
特にそういうキャラではないのはわかってるんだけども、
鎖骨のあたりとか見てると思いっきりそそられてしまってたまらない。
確実にディアナには変な目で見るなって殴られるな。
動いて喋るアニメの中で赤面っぷりは非常に可愛いものがあるのでした。

しかし本編も含めると今回一番のお色気担当はまさかの桂馬母だったというね。
元々若かったし10年前で更に若くなってお風呂シーンまである万全っぷり。

桂馬にちゅっちゅしたり寝かし付けたりと、
破壊力高いシーンが多くて母よあんたは強かったと言わざるを得ない。