雑誌も同人も第三弾! 『まどかタイムマギカ ファンタズマ』

毎月最低一冊は新刊を輩出し、
個人雑誌のレベルにまで来てしまっている本サークル。
最新刊は毎度のネタ満載でお送りするまどマギ本の第三弾。
今回は縛りの枠をも越えた豪華仕様となっております。
きらら作品縛り解除自体は前回のけいおん!本でも、
ゆるゆりとか作者本人が商業掲載された作品とか、
固定観念の枠から脱却してはいましたが、
益々それが極まって来たって感じですね。
キャラの見た目も含めてじょしらくネタあたりは以外な親和性がありますよ。
ネタの幅が広がった分、カオス度が格段に増してます。
勿論雑誌を意識した装丁そのものに散りばめられたネタも多数。
衝撃の裏表紙はある意味必見です。

なお、インパクトの強さのあまりに、
急性心臓麻痺等の諸症状を引き起こしても
当方は責任を負いかねますので悪しからず。
と言うか、この展覧会は怖いもの見たさで行ってみたいな。


溢れるネタと愛の金太郎飴。
同人誌と言う形でものを表現するということは、
それだけ作品愛ってものがあるものであって、
買い手はその愛の大小を感覚的に感じるものだと思うんですよ。
そして本作から感じられるそれは、
軽くメーターを振りきってしまうほど。
他作品の絵柄と作風をパロると一言で言ってしまうのは簡単だけど、
これだけのペース、量、クオリティとを備えるには、
元作品を穴が開くほどに深く繰り返し読み込まないとできませんよね。
絵もネタも非常に再現率が高く、
オリジナルの雰囲気を壊さないようにオリジナリティも持たせるのって、
並大抵のことじゃできないよなー。

中の萌え絵系のみならず、裏表紙のアレまで再現してるし・・・
ほぼ同時期に発売されたdifferent storiesの影響もあって、
杏子指数が無茶苦茶高まってる中でこの表紙、
しかも中のカラーページも杏子三昧と、
そっちの意味でも存分に堪能した今回なのでした。
予告によると次回はごきチャをネタにさやかの話を描かれるようなので、
第四弾のリリースが今から楽しみなのですよ。