スーパー小学生調教される!? 『私のおウチはHON屋さん』 6巻

母親との再会を果たし、エロ本ソムリエスキルにも更に磨きがかかるみゆちゃん。
そんな中でまさかの弱点が発覚して・・・
エロ本+小学生+ハートフルの異色コメディも6巻目へと突入し、
新キャラもたくさん、知られざる一面も発覚と、
みゆちゃん共々、益々冴え渡ってきている本作。
そろそろメディアミックス化される日も遠くないかななんて思いつつ、
良くも悪くもこのままであってほしいと思いますね。
今まででも十分すぎるほどスペック高すぎるのに、
発覚した弱点をも克服するほどの勢いがありますし、
一体どこまで潜在能力青天井なんだよと。

前回母親が「まだまだこんなものじゃない」とか言ってましたが、
恐らく全ての可能性に目覚めたとき、
エロ本界のみならず世界のレジェンドになるんじゃないだろうか。
史上最強の小学生は未だ底が知れませんね。
今回からは表紙にのりちゃんも追加されたことですし、
こちらの出番が増えてくれることにも期待です。


みゆちゃんに弱点発覚!?そして調教へ・・・
毎回のように新旧織り交ぜたキャラがたくさん来店しては、
変態っぷりを発揮する中でもいい話を展開するのが魅力の本作ですが、
巻を増すごとに来客の変態指数が上がってきてますね。
店員が成長してるんだから、客も成長して当然ってことですか。
そして今回新たに参入したお客さんによって、
みゆちゃんは最大のピンチを迎えると共に更なるステップアップをすることに。
その弱点とは・・・

B!L!
エロ系のジャンルも数多くあるけれども、
やっぱり異質なものがあるんでしょうかね。
何でも擬人化してカップリングするほどの妄想力を誇るBLは、
小学生のみゆちゃんにはあまりにも難易度高すぎますって。
純粋な女性向けジャンルの需要も今までありませんでしたからね。
しかしそこはスーパーエロ本ソムリエとしてのプライドがあります、
お客様への要望に応える為なら例え火の中水の中BLジャンルの中。
自ら進んでBL調教を受けることに・・・
帯書きから裏表紙に至るまで「調教」ってキーワードが飛び交っていて、
全力で煽りまくってますが性的な意味ではないのであしからず。
でも、ひたむきに頑張る姿に心打たれるのは間違いないです。
お客様の期待に添えられるレベルには到達しなかったとは言え、
最終的に新たなるスキルに開眼してしっかりとレベルアップしてますし、
決して無駄ではなかった!

なかった・・・けど中沢書店は更にカオスなことになりますね。


変な人間ばっかりだけど、根本は心温まるお話です。
本作初となるBL需要の腐女子店員さんもさることながら、
他にも強大なインパクトを誇る新キャラ満載です。
普段は他人と目も合わせられないほど弱気なのに、
カメラを持つとエロオヤジ化する写真家だの、
ポテンシャルはあるのに全く仕事をする気のない新人営業だの、
相変わらず濃いなぁ。

キャラ性だけ見たらどう考えてもいい話にはなり得ないのに、
どっちもしっかりと人間成長する描写込みの、
ハートフルなエピソードになってるんですよね。
少なからず思い当たる節があるから響いたわー。
自分もメールなり電話なり、何かの媒体を介すると普通に喋れるのに、
リアルじゃ酒でも飲まないと口を開くこともままならないし、
仕事でもちょっとだれてる時期だったのでかなり痛いものがあったし。
ただエロ本を紹介するってだけの話に収まらないのがいいところですよね。

そしてみゆちゃん自身にも訪れる試練と成長の数々。
レンタルサービスを始めて顔のわからぬお客さんとの、
手紙によるコミュニケーションを通じたロマンスあり、
まさかのPCゲーム声優をやることになってしまったり。
いかにもギャグ作品らしいオチは付いてたりするものの、
そこに至るまでは色んな意味でドキドキものなんですよ。
声優としての収録シーンがひたすらにエロかった。

一体どこのこえでおしごと!だよ!と言わんばかりに。
うん、これでエロゲ声優としてのフラグも立ちましたね。
はーとふる彼氏的なオチでもこれならありです。