同性カップル更に仲睦まじく 『プラナス・ガール』 5巻

プラナス・ガール(5) (ガンガンコミックスJOKER)

2学期となりいよいよ年に一度の文化祭シーズンが到来する時期。
そこで全校生徒を巻き込む大イベントが開催されることとなり・・・
可愛すぎるシュレディンガーの男の娘との
健全ながらも際どい関係が描かれる本作も5巻目へと突入。
前回はいつの間にやら紫苑と佳奈との百合ップルが中心となっていて、
もう一つの同性カップル登場に唖然とした一幕もありましたが、
今回は再び槙と絆との二人がメインとなり、
いっそこのまま結婚しちゃえよ！と
ラブラブすぎるオーラにあてられること間違いなしです。
何故この国では同性婚が認められていないんだろう。
仮に認められてれば心置きなくバカップルぶりを堪能できるのに・・・

まぁ絆が本当に男である確証は未だに無いところが、
理性と常識と欲望とのせめぎ合いを掻き立てるってもんですね。
腹は見せても胸は見せない、
実際に局部を触って確認したことがないから本当の性別は神のみぞ知る。
もしかすると男かと思っていたらところがどっこいなんて、
大逆転劇の可能性すら否定できないからドキドキ感が半端ないです。
これで次巻が来年春だなんて、何たる生殺しか。
しかし今回のコスプレ三昧な絆がいれば一年くらい待ってやるさ！
正道から足を踏み外すのもまた一つの選択だよねと改めて実感する今回でした。

文化祭はコスプレ三昧！？
年に一度のお楽しみ行事であり、
校内で羽目を外せる数少ない機会ですから、
そりゃ時期限定のイベントなんてこれでもかってくらい発生するもんです。
出し物によっては制服とも普段着とも違う格好するなんてこともね。
そんな今回、クラスの出し物に決定したのがメイド喫茶。
すっかり最近の学園祭で喫茶店というと、
メイドが主流として定着した感がありますが、
それだけ魅力に溢れた要素が満載だからこそですよね。
ましてや絆のメイド姿が拝めるときた日にゃあ・・・

はぁー眼福眼福。
後半になるとメイド服だけでは飽き足らず、
生徒会長のリクエストでウェディングドレス姿にまでなっちゃうし、
七変化っぷりが素晴らしくてたまらない。

しかもドレス姿で逃避行イベントとまできたもんだから、
このまま教会なり式場なりにYOU駆け込んじゃいなYO！と言わざるを得ない。
二人の結婚式本番はまだですかー？
こういう文化祭だったら一度は参加したいなぁ。
ちなみに、今回出し物になったメイド喫茶ですが、
正確には「男子も女子もみんなメイド☆喫茶」が正式名称でして、
絆はさておき他の男連中もメイド服を着るわけでしてね。
槙は詐欺レベルなまでに美人すぎて絆とは違った魅力を感じたりするものの、
その他男連中に関しては言わずもがな。

Oh・・・

メインとなる二人に関してはこれでもかってくらい魅力に溢れていて、
語り尽くせるような代物でもなかったりするのですが、
一方で違った恋愛の形を見せる人たちにも注目なのです。
前回のラストあたりから紫苑のことが気になりだしちゃったのんちゃん可愛いよ。
両想いで自分の入る余地が無い二人を見ながらも、
気が付けば佳奈にまでドキドキするようになって、
そんな二人にいじられ百合トライアングルの成立フラグまで立たせちゃうし。

既に本作は男の娘モノではなくて、
同性恋愛モノへとシフトしてきているんだ！
のんちゃんはサブキャラの中でも味があるし、
もっといろんなテンパりぶりを見せてもらいたいですね。
他にも賢＆恵で男と女の正常な恋愛模様も見せてくれるし、
あらゆる方面において隙が無いですな。
しかし本作って何気にひんぬー率が高いですよね。
一部大きいキャラも居るけれども、やっぱりフラット感が素敵です。