さあビールの時間だ 『今夜はゆっくりビールを飲もう。』

日頃の仕事で忙しい生活を送る中、手っ取り早く気分を高めてくれるお酒。
何はともあれ最初に飲むのはやっぱりビールで・・・
飲み会にしても晩酌にしても、最初の一杯はビールでいきたいもの。
最近はいきなりカクテルとかサワーにいくのを見る光景も珍しくなくなりましたが、
ビールってものには儀式的なものを感じたりもするし、
他のだったりすると何か違う気がするんですよね。
と、地味にビール離れが加速しているとも言われる昨今ですが、
そんな今だからこそ改めてビールについて一から学び、
もっと身近なものに感じたいもの。
本作はそうした願望を正面から受け止め叶えてくれる一作となっています。
ぃゃ、想像以上にガチの解説本だったので驚きですよ。

買って読んで帰宅してから冷蔵庫に直行しましたからね。
勿論ビールを飲むために。
実際はプリン体だの糖質だのが気になるから、
そのあたりをカットした発泡酒をメインに飲んでいる身ではありますが、
こういうのを読むとたまにはちゃんとしたビールも飲みたくなるなぁ。
海外産のやつとか飲み比べしてみてぇ・・・
兎にも角にも段々暑くなって来るこの時期。
汗をかいて渇いた喉を潤す一杯としてもビールが美味しくなる季節を迎えますから、
普段は嫌な暑さもビールを飲むための楽しみとして考えてしまいますよ。


美味しく飲むためにはまず相手を知ること。
ビール解説本とは言っても市販で売ってる商品を比較している内容ではなくて、
根本的にビールとは一体何なのかから始まり、
国別による外国産の製造傾向あり、
泡のことや色のこと、よく聞くコクやキレについて、
チョコレートとの組み合わせや入れる瓶に関して、
果ては実際に酒造でビール製造をしてきた実録レポートありと、
本当に一からガチの解説をしている内容。

これを読んでビールが飲みたくなるのは最早自明の理です。
解説の内容もかなり細かいところまで書かれていて、
泡の出を良くする為のグラスの洗い方とか、
普段じゃ絶対気にも留めないところにまで言及してくれるから驚きですよ。
こういう知識を習得した上で改めていつも飲んでるビールを飲んでみると、
また違った味わいがあるかもしれませんね。
(自分はアサヒがジャスティス)
なお、6月2日に本作中で製造したビールが振舞われるイベントがあるそうなので、
気になる方は飲みに行ってみるのも一興です。