メイドになります!部存続のために! 『射-Sya-』 2巻

射~Sya~(2) (ビッグガンガンコミックス)

射~Sya~(2) (ビッグガンガンコミックス)

未だ素人ながらも団体戦へと出るために5人目としての参戦を余儀なくされた正弓。
そんな中で活動には様々な障害が訪れることとなり・・・
おっぱゐと弓道という異質な組み合わせに見えて実際異質な要素を取り込み、
本格的な知識と共に描かれる本作。

2ヶ月連続刊行ということで早くも2巻目の登場です。
今回は廃部を免れるために学園祭でメイド喫茶をやることになったり、
練習場の使用権を巡って野球部と勝負することになったりと、
終始トラブルと対決とに溢れた熱くも華やかな内容となっています。

最近なら学園祭の類でこういう出し物をするところも無いとも限りませんね。
どこかやるところがあったら是非とも行ってみたいところです。
部員ではないにせよ、新キャラも登場して華やかさは更に増しているし、
弓道についても基礎から一歩進んだ遠射についてや、
根本的に「弓」とは如何なものであるかという危険性など、
弓をやる上で忘れてはいけないことが詰め込まれています。
ぅーむ、やっぱり高校の頃とか体験入部でもいいから経験しておくべきだったか。
今からでも遅くないから色々な意味でやってみたいと思いますね。
何はともあれ、正弓の妹・千剣がいい子すぎだろ。

姉がアホの子で妹ができた子で妹の方が胸がデカい。
姉妹関係にどこぞの平沢家を連想せずにはいられませんが・・・


どんなスポーツであろうとも、必ずしも危険が伴う。
己の肉体一つで挑むプロレスや柔道などは
死亡事故の事例が後を絶ちませんし、
これが道具を扱う競技ともなれば危険性はなおのこと。
突然の故障やコンディション不調による事故など、
スポーツには常に何らかのリスクがあることを忘れてはならない。
野球部との対決ではそうした怖い一面が描かれています。
元々弓とは古代から使われてきた武器であること。

当たり所によっては即死してもおかしくない代物なんですよね。
確かにね、的があるところで矢を回収とか、
そこに矢を射られたらなんて考えると怖くて立ち入れません。
弓の怖さを改めて教えるためとは言え、
相手のバットの振りに合わせて射抜くだの、
わざと正弓の下手さを見せ付けて脳天に直撃しかねない恐怖を植え付けるだの、
部長さん意外とやってることが黒い策士です。
相手がプロ級ならまだしも、
素人の学生レベルでバッターボックスの距離になんて立ちたくねぇ・・・
何事もお遊び感覚でふざけていると何が起こるかわかりませんよ。


弓とメイドとおっぱゐと。
お色気方面から見ると今回の目玉は何と言っても学園祭。
メイドが弓を射るなんてもはやファンタジーの世界ですよ。

余興としても最高すぎるんだけど、
客に特別サービスで射させるのもなかなかに面白い発想。
安全性を考えれば先端が吸盤になってるおもちゃの弓を使うのがいいんだろうけど、
体験させてワンチャンスありって普通に店舗構えて営業できそうだし。
格好が格好だから胸がより強調されるってのもポイント。
ナチュラルに谷間を見せ付けてしまう天然魔性の中学生・千剣恐るべし。
この手の女子部活動ものだと男の出番は皆無と言っていいのだけれども、
話の展開上、野球部と対決することになるので後半は野郎率も高めです。
普通に考えれば野郎は引っ込めってところでしょう。
が、世の健全な男子であれば逆に応援せざるを得ないのです。
何しろ、野球部が勝ったらおっぱゐ揉ませろって条件がかかってます。

超見たいじゃねぇかよこんちくしょうめ!