射法八節おっぱゐ育成と共にあり? 『射〜Sya〜』 1巻

射~Sya~(1) (ビッグガンガンコミックス)

射~Sya~(1) (ビッグガンガンコミックス)

勉強も運動もダメな上に極Aカップのひんぬーと言うひたすら残念な娘・正弓。
弓道をやればおっぱゐが大きくなると騙されて弓道部に入部するのだが・・・

武道一般にありながら、その世界は深堀りされて描かれることの少ない弓道
そんな中、初心者にもわかりやすい本格派の弓道漫画が現れました。
今まで見たやつだと、キャラ属性を付与するためだったり、
いきなり主人公がスペック高かったりで、
解説があっても基本的な射法八節の説明とか
試合の簡単なルールとかに留まっているものが主流。
本作は主人公が完全に素人と言う事もあって、
初心者にもわかりやすく一から解説されており、
始めるには若干敷居が高い弓道への興味を存分に持たせてくれます。
本格的な解説が織り交ぜられているされる一方で、
お色気シーンや正弓の残念な子っぷりが随所で展開されていて、
女子高生たちによるガールズ部活動ものとしての側面も兼ね備えたハイブリッドさ。

2ヶ月連続刊行ということで翌月にはさっそく2巻目が登場しますし、
弓道としてもガールズものとしても楽しみなところです。


何事も日々是鍛錬。
弓道ものとしての側面から見た場合、
作者自身が経験者であるが故の対初心者解説がわかりやすい。

射法八節から始まるのは勿論のこと、
基礎体力作りのトレーニングもあるし、
各種道具の知識や初心者が陥りやすい罠など、
本当に予備知識ゼロでも一から入れるところが嬉しいですね。
いきなり大会だの練習試合だので勝負を始めちゃったりしないのもまたよし。
さすがに初心者に大会とか敷居が高すぎますからね。
一歩ずつ前進して相応の実力が付いてきたからこそ勝負ってものは成立するものです。
そりゃはじめてやるのにそんなポンポン弓が飛んでくわけがありませんて。
一応作中ではあまり体力は関係ないと言ってはいるにせよ、
それでも最低限のラインってものは当然あるもの。
場所によっては入部したところでしばらくは弓すら握らせてもらえず、
当面は基礎体力トレーニングに費やすところもあるみたいだし・・・
弓とか矢にも色んな材質とかがあったり、
体格や力に合わせて重量もまちまちだったり、
ただ見ているだけではわからない道具一式の値段とか、
お財布周りの方にも詳しいところがいいですね。
興味を持って始めようと思ったらこれだけするのか!?って驚かなくて済みます。
何も知らない故に、店で10万する弓を壊してしまうのもよくあること?


バカとおっぱゐの狂想曲!?
本格的な弓道知識が得られると同時に、
最近主流のガールズものならではのお色気も満載。

正弓が基本バカなので、無自覚で変なことを色々言ったりやったり。
そもそも入部したきっかけが、胸筋が鍛えられておっぱゐが大きくなるとか、
もっともらしい大嘘に騙されてのことですからね・・・
ぃゃ少なからず胸周りの成長が促されること自体は違いないだろうけども、
高校になってからじゃ手遅れな気がしてならない。
本来は弓を引くのに胸は邪魔でしかないからとは言え、
ひんぬーだからって理由だけで勧誘する部長も大概ですが・・・

あーたは正弓のことを胸が邪魔だからと切り落とした
アマゾネスの戦士とでも勘違いしてるんじゃなかろうか。
確かに自分はひんぬー派だけど、
こんな風にひんぬー礼賛されても複雑だよっ!
そんな経緯もあって、とにかくおっぱゐネタが満載。
胸、おっぱゐ、大きい、小さい、揉む、サイズ、カップ、バスト。
おっぱゐ八節とでも言わんばかりに胸に関する単語が飛び交いまくります。
あまりにもおっぱゐ言いまくってるせいで、
気が付くと各キャラの胸ばかりに目が行ってしまうという罠。
基本はちゃんと弓道をやっているのだけれども、
時折変な方向に話が向かってしまうのも女子高生ならではか。
脱衣競射、その発想はなかった・・・

どっちが勝っても必ず一方のおっぱゐと裸が見られるなんて、
何その素敵仕様すぎる勝負方法!
サイズなんて関係ない!ナイスおっぱゐいただきました!