四人目の女子高生エロゲ声優誕生!? 『こえでおしごと!』 7巻

こえでおしごと! 7巻 【初回限定版】 (ガムコミックスプラス)

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エロゲ声優デビューしてから間もなく一年。
二年生へと進級した柑奈たちのクラスに転校生がやって来たのだが・・・

OVAでアニメ化もされてしまった本作も気が付けば7巻目。
新たな春を迎えて始まる新展開は、新キャラを主軸として、
とんでもない方向へと話が広がってゆくこととなります。
今までは不慣れながらも徐々にエロい台詞に馴染みつつ、
収録中の暴走っぷりもエスカレートしてゆく展開でしたが、
お約束も交えつつ、色々な挑戦が見られますね。
声優的にも恋愛的にも、二年目は早くも波乱の幕開け。
さあ、エロ展開のみならず、ラブコメとしても盛り上がってまいりましたよー。
やはりラブコメは見ていてニヤニヤ指数が高まります。
ぃゃー何も知らない第三者から始まることもあって、
初期の頃のような新鮮さがあったわー。
最近のトランスモードと言うよりも淫乱モードになりつつある
柑奈の暴走っぷりも見ていてかなりヒートアップできますが、
久々の羞恥プレイ感は、ただただ熱が上がりっぱなしでした。
主に下半身的な意味で・・・


転校生は、恋愛的には超強敵!?
新学期で転校生登場ってのは引越しシーズンでもあるので、
ごく普通に繰り広げられる光景ですが、本作の場合は少し勝手が違います。
何しろ、今回から新たに登場した絢雨さん、
実は元樹の従兄妹にして幼馴染、加えてマジモンのお嬢様ときたもんだ。
設定からして強力な要素を搭載しまくってて最強すぎるだろと。
開幕から元樹のことを昔からのあだ名で呼んだり、
露骨なまでに好きって感情が全面に出てたりもするし、
ぁー、この娘絶対人気出るわー。
続刊の特典では是非とも絢雨さんにもキャストを充てたものを熱望します!
しかし絢雨さんの真骨頂は血縁関係によるアドバンテージとは他にあります。
それは、思い込みが激しく、柑奈以上に性的な知識に疎いこと。
さすがお嬢様校出身ってところですね。
高2にもなって、まさかオナニーすらしたことが無いとは・・・
かと思ったら、激しい思い込みと勘違いにより、
口を開けば飛び出す爆弾発言の数々。
放課後にみんなで台詞の練習をしている現場を目撃してしまい、
実際に収録現場にも立ち会って思い込みと騙されとが混在した結論が、
柑奈たち三人全員元樹とヤりまくりときたもんだ。
経験なけりゃあんなエロい演技できないって思考がすごいわ。
しかも嫉妬とか通り越して自分も元樹のハーレム入り宣言までする始末。

先のオナニーの話題でも帰ってからヤってみるチャレンジ宣言。

ストッパーが居ないから暴走は止まらないし、誰かこの娘さんを止めてやれ・・・
性格的にも大人しめの傾向があるのに、暴走系って食い違い感がたまりません。
最たる挙動が今回のラストに飛び出すこととなるのですが、
どうやら次回も絢雨さん中心の展開になりそうで目が離せませんね。
登場時からラスト直前までのキャラ観を完全に覆しかねないほどのインパクトがあったし。

出た!絢雨さんの黄金の右!


結果としてエロゲ声優をやることになってしまった絢雨さんの奮闘記。
いいなー極めて初歩の『おま●こ』だの『チ●ポ』を
涙目で赤面しながら言うこの初々しさが。

最近の柑奈には若干羞恥心が足りなくなってきたし、
葉月と小鳥は最初からノリノリだったからなー。
踏み切ってしまうと意外と大胆なところがあるけれども、
はじめて柑奈が『おま●こ』とか言わされたときを彷彿とさせる羞恥プレイ、
まことにごちそうさまでした。
こんな清純な娘さんが次第にエロゲ声優として業界に嵌ってゆくことになるのですね。
ふへへ・・・ぉっと、思わずよだれが・・・
ぃゃ何か絢雨さんは性的に魅かれすぎて困ります。
酒波風に言うならば『チ●コ勃った!』ってところ。
溢れるリビドーと熱いパトスが止まらない。
絢雨さんにだったら黄金の右を喰らってもいい・・・
と、完全に絢雨さん無双な今回ではありますが、
随所に柑奈や文花さんの気になるシーンがあるところがニクいですね。
柑奈の暴走っぷりは、いつ本番そのものを収録されてしまってもおかしくない領域に。
今までの最高記録はスカートを脱いだり、元樹のチャックを下ろした程度だったのに、
とうとう元樹のズボンとパンツを一緒に脱がしかけるところまで・・・

いつ一線を超えてしまうのか、気が気でなりませんよ。
エロ展開的にも、誌面的にも条例的にも。
一方で文花さんはそれほど目立ちはしていないものの、
確かにラブコメってるんですねこれが。
酒波に肩を寄せられて本人すらその正体を自覚していない胸の鼓動。

ぅゎー!前回のエピソードで本格的に酒波に恋し始めてるぞー!?
全く本編に絡まない中で見せるさりげなさがヤバいです。
こっちもこっちで三角関係だし、住吉さん再登場してくれないかなー。


初回特典は今回も際どさ満点の逸品。
今までも毎回内容の異なるバリエーション豊かな特典が付いてきており、
既に2巻からの伝統となっている初回版。
今回の特典は掌サイズの携帯ゲームで、
よくもまあこんな毎回バリエーション豊かなものを付けて来るよなーと。
携帯ゲームとは言っても画面とかは無くて、
○と×のボタン二つだけと言うシンプルな作り。
ボイスストーリーが展開される中で選択肢が出たときに、
どちらを押すかで話が分岐する作りとなっております。
前回のPCゲームのときは選択肢によっては酒波と風呂に入って終わりとか、
超誰得な展開になることもありましたが、
そこまでアレな終わりのパターンは無いのでご安心を。
ストーリー自体、本編で絢雨さんに練習を見られてしまったシーンに準拠してますしね。
絢雨さん視点から展開されるサイドストーリーでも思い込みの妄想全開。

惜しむらくは絢雨さんのCVが無いことですね。
OVAではまだ柑奈がエロゲ声優をやってることを知らないため、
そういうシーンの無かった葉月&小鳥の二人は、
今回が初のエロヴォイス収録となっているため、
こちらの二人が好きだと言う方は是非。
なお、帯にも注意書きで
『アレな声が出ますので時と場所を選んでお遊びください』
とありますが、
出てくる声がかなりデカいので、外じゃ絶対無理・・・
こいつぁ3巻のときのボイスカード以来の『世間体殺し(アピアランス・ブレイカー)』ですな。