敵との遭遇、女神の解放 『神のみぞ知るセカイ』 14巻
神のみぞ知るセカイ 14 OVA付特別版 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 若木民喜
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/09/14
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そんな中、桂木家を訪れたノーラが連れて来たのは、
かのんを刺した張本人であるフィオーレだった・・・
アニメ版の二期も終了したものの、未だ目が離せない展開が続く原作サイド。
女神編に突入してからは毎回のように話が激動する最近ですが、
今回も桂馬やハクアとフィオーレが直接対峙することになったり、
ついに探していた女神の一人が降臨したり、
右肩上がりの青天井で盛り上がりまくってます。
攻略中の全員が全員尖った個性を見せてくれているから、
いつになったら女神が出るんだってもどかしさも覚えると同時に、
もっとラブコメ成分を!と、見ていて飽きが来ないプロセスを楽しめます。
11巻以降、ヒロイン達が表紙を飾るようになり、
次に誰が来るのかと予想するのも楽しい最近の単行本ですが、
今回表紙を飾ったのは天理&ディアナ。
双子のお姉様と妹みたいな百合っぽい雰囲気全開と言いますか、
微妙に顔を赤らめてる天理が何かエロいです。
まぁこの二人は今回本編での出番は無いんですけどね。
敵は『正統悪魔社』のみならず!?
結を初回攻略していた頃から故意に駆け魂を古悪魔として
転生させようと暗躍していたフィオーレですが、
ついに桂馬やハクアたちと直接ご対面となりました。
それにしても桂馬は相変わらずのスペックの高さを見せ付けてくれてます。
唐突にノーラのおっぱゐ揉みたいとか変態紳士化したかと思ったら、
罠にかけるための計算された行動だったりするし、
ラストにわざと捕まるくだりもそうだし、マジで格好よすぎる。
才能をギャルゲ方面以外に活かせば間違いなく天才なんですよね。
一方でいいところのない残念っぷりを発揮している悪魔の面々。
わざわざ連れて来たノーラもそうだけど、
あっさりと騙されるハクアもうっかりでは済まされないレベルです。
当のフィオーレ自身もこれまたうっかり者な小物臭がすごくなってきましたけどね。
ハクア&ノーラを拘束して優位に立ったかと思ったら、
あることないことベラベラ喋っちゃうし・・・
それ、完全に油断したところを反撃されてやられるフラグです。
そんなフィオーレですが、勝手に秘密を喋っちゃったうっかりさんであるのと同時に、
前回のハクアのように、エロ担としてもしっかりと活躍してくれてます。
自ら全裸になっちゃうし、全裸のまま羽衣で縛られて・・・
嗚呼、そう言えばアルバトロスの頃から緊縛描写はエロかったっけなー。
同時攻略開始後初の女神が降臨!?
5人の候補の中から、いよいよ女神が表面に出てくる人物が現れました。
そのヒロインとは・・・
今よりもっと候補が絞られる前から、かのんと並ぶくらい怪しいキャラ筆頭だった月夜。
個別エピソードの時点から記憶がなくなった描写が一切なかった上に、
攻略後にむしろ桂馬のことを赤面しながら見つめている描写まであったくらいなので、
これで実は女神はいませんでしたなんてなったら、
『嘘だっ!』と盛大に叫んでたところですよ。
今回の分を読んだ後に改めて当時の5巻を読み返してみると、
巻末おまけの4コマですら伏線に見えてきてしまうから困る。
あの4コマではいつも傍に置いていた人形視点での話だったけど、
まんまそれの再現に近いような展開になってます。
と言うか、ポルターガイスト現象を起こしながら
人形が無表情なまま詰め寄ってくるって、完全にホラーです。
自身が動けない分、遠隔操作に特化した能力とは言っても、
隙間からアップで写る無表情は怖すぎる。
と、確かに迫り来る人形が怖い分、月夜が可愛かった。
当時は同時期に初登場したよっきゅんのインパクトが強すぎて、
あまり印象に残ってなかった上に個別エピソード以来の出番、
更にはアニメ版にも登場できなかったりと、不憫な役どころでしたが、
こうして再攻略完了まで到達すると何気にポテンシャル高かったんですね。
これは次回に月夜&ウルカヌスが表紙を飾るのも十分ありえますぜー。
かのん&アポロ、天理&ディアナと女神憑きが連続してることですし。
まだ攻略途中の栞と結は普通に進行中だけど、こっちも近いうちにきそうです。
栞とはボケとツッコミの漫才コンビみたいな関係が、
結とは逆に桂馬の方が迫られると言う半ば天敵になりつつある奇妙な関係が。
どっちもコメディ要素が強いだけに、どうやって女神顕現まで到達することになるのかな。
特装版はOVA付きの豪華仕様。
10巻目から続く特典付きの特装版ですが、
アニメ放送も行われたこともあって、とうとうOVA付きで出るまでになりました。
収録されているエピソードは6巻に掲載されている、
ちひろ達が軽音部を設立しようとテスト勉強に奮闘する回なのですが、
改めて見てみると、現在の本編での展開に繋がる伏線が半端ねぇ・・・
当時から絶対攻略時の記憶残ってるだろ!ってくらいにかのんの挙動は露骨だし、
歩美&ちひろも断片だけでも覚えてる節が所々に見受けられるし。
進行中の女神探しの展開も、実は5人が全員キャリアなんじゃないかって思えてきますよ。
この頃から今を見越してたとすると、かなり壮大な伏線だったんだなぁ。
ストーリー的な展開も今と対比させて見るとかなり見所は多いです。
無論それ以外の描写についても色々と子ネタが入っていてですね。
まずOPからしてかのんの新曲ですよ。
アイドルってことでキャラ単体でアルバムCDも出してることですし、ある意味自然の摂理ですね。
かのん派ならOPだけでも必見の価値ありです。
(湯音とか言ってはいけません)
演出面では、とにかく露骨にけいおん!をリスペクトしすぎです。
アイキャッチ部分でレコーダーから『神のみ!』なんて流れたときにはさすがに驚きましたわ。
元々原作でもCagayakeの一期目OPっぽい画面も出ていたし
(OVAではあずにゃんっぽいキャラがにゃあってやってるシーンがTV画面に出てる)、
アニメ版では顕著にパロ描写が増えてたりしたから、
このスタッフならやりかねないところではありますけども。
まぁギターパート担当で、中の人が竹達さんってすごい共通点もありますからね。
そうして見ると段々と歩美があずにゃんに見えて・・・はこないか。
(どっちかと言うと演じ方は桐乃のそれに近いし)
そしてEDでは、アニメ版には登場していなかったあの人の姿が・・・
!?
結がいる!
とりあえず動いてる結が見たいって人にはいいかもしれませんね。