ウザ系妹大暴れ!? 『とんぬらさん』 5巻

とんぬらさん 5 (IDコミックス REXコミックス)

とんぬらさん 5 (IDコミックス REXコミックス)

市乃のことを好きになってしまった芝浦弟・幸二。
また会いたい思いを馳せている中、とんぬら兄弟第三の猫・チャーミーが現れて・・・
世界最強のカリスマ猫・とんぬらと愉快な仲間達の織り成す
ちょっぴりエッチなお色気ありの日常コメディーも5巻目に突入。
前回ラストだけの顔見せ程度の登場しかしなかったチャーミーが本格的に参戦し、
見た目のみならず性格や挙動の何もかもが、
間違いなく兄弟だと思わせるウザさを早速発揮中。
とんぬらはデュークとは全くベクトルの異なるトラブルメーカーとして、
早くも周りを散々引っ掻き回してくれてます。
確か7兄弟だったはずだから、こんなのがまだあと4匹も残っているのか・・・
全員揃うと、とんでもないことになりそうですねぇ。
ウザさ的に。
チャーミーの大暴れっぷりがメインとなりますが、
他にも市乃の意外な特技やとんぬらの過去の一端が判明したり、
エロ担になりつつある雛乃のお色気回もありと、
相変わらず終始テンションの高い今回でした。

帯書きも相変わらず遊んでますしね。
2巻ではガンダムネタで、3巻以降は時事的に盛り上がったネタを使用していて、
エルシャダイに俺妹と使用されてきたから、今回は何が来るか。
ええ、まどマギでした。
しかもよりにもよって6話目のQBのわけがわからない発言ときたもんだ。
ぅーむ、この調子だと次は生存戦略とかがきますかね?


妹は最強のウザ系!?
まともに出番がなかった前回ですら、気ぃ強そうやなーと思わせる顔つきだっただけに、
トラブルの種を振り撒きそうなキャラだろうなと思っていたら、
全くもってその通りでした。
のっけから市乃のことをやれ悪魔だの悪女だの呼んで、
容赦なくしばき倒すと言うセンセーショナルなデビューを飾りやがってますし。

とんぬら一族特有のカリスマ性ってものを自覚しているのか、
愛嬌の振りまき方が雌豹的ってのか、明らかに狙ってるあざとさが凄い。

作中では皆可愛いーとかリアクションしてるけど、
冷静に読んでる側からすると、
『うわ、うぜぇ・・・』
と思うこと請け合いです。
プライドの高さもさることながら、病的なまでのブラコンっぷりがまた拍車をかけていて。
市乃に敵意を抱いてる最大の理由もそれですからね。
恐らくこの敵対関係はずっと変わることはなさそうです。
何しろ、あとがきのコメントで作者自身が凄くウザいと言ってるくらいですから・・・
が、本作にはもう一人ルクスと言う元祖ウザキャラがいるわけで。
最初こそヒップアタックをぶちかましたり、紅茶をルクスの頭にぶっかけたりと、
チャーミーが先制攻撃でやりたい放題やりまくってますが、
第二ラウンドはルクスがさすがの元祖ウザキャラとしての本領発揮して完全勝利。

ずっと大暴れしていたチャーミーがついに沈静化するのでした。
このウザキャラ頂上対決も後々まで引っ張りそうですね。
むしろルクスがチャーミーの唯一の天敵になったかもしれない。


要所要所のお色気要素は確実に見逃せません。
毎度何かしらのエッチなシーンが飛び出てきたりするので、
ある意味そっちも楽しみの一つだったりするのですが、
比率は少なめながらも確かに安定のエロさでした。
特に楽しみにしているのが市乃のそういうシーンなので・・・
前回はコスプレさせられたりパジャマで半裸とかあったけど、
今回は縞パン丸見えぐらいと、かなり抑え目でした。
でも、柴子に拘束されて拉致されてきたときはそれはそれでそそるものがあった。

確実に変態的なフェチ心をくすぐってくれますねぇ。
その分エロい方面では雛乃が一話丸々使って頑張ってくれました。
勉強が嫌だから猫になると言い出し、とんぬらに追随して庭で寝転ぶまではいいものの、
草が当たったり、服の中にアリとか小さい虫が入ってきたりするものだから・・・

虫を我慢して悶絶している姿は、どう見てもオナニーです本当にどうもありがとうございます。
そしてある意味一番エロいと言えなくもない(かもしれない)のが、
触手シーンがあるところでしょうか。
まぁ別にファンタジー作品ってわけではないので、
大量のタコがぶち込まれた公園の池でってシチュエーションなんですけどね。
かつてルクスが初登場したときに市乃がタコ攻めに遭ったことはありますが、
今回タコの触手攻めに遭ってしまうのは・・・

お 前 か ウ ザ 猫 !
正直市乃がヤられるシーンを期待しちまったんだぜ。