露天風呂でドッキドキ!? 『こえでおしごと!』 6巻

こえでおしごと! 6巻 【初回限定版】 (ガムコミックスプラス)

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こえでおしごと! 6巻 (ガムコミックスプラス)

収録中に自ら脱衣してしまう柑奈の暴走収録も無事に終了し、
社員旅行で全員揃って温泉へとやって来たのだが・・・
女子高生エロゲ声優の羞恥プレイ作品も早いもので6巻目。
ここに至るまでOADも発売されたりしましたが、
本編のこちらは相変わらずの展開もありながら、一味違う展開を見せています。

何かが違うなとは思ったけれど、今回柑奈自身の収録シーンってないんですね。
収録以前に全体的に今回はエロ成分もかなり低めです。
その分、若干シリアスめになってはいるものの、
人物像を掘り下げるためには、たまにはこういう展開もありなのかな。
前回が収録メインってこともあったので、
色々な意味で次のステップへ進むための前段階ってところですかね。
声優ものとしてもラブコメとしても。
兎にも角にも、登場人物も声優として一皮剥け、
恋愛関係も半歩だけ進んだ分、今後が楽しみでたまらなくする起爆剤のような今回でした。


それにしても温泉旅行は見事なまでのお約束と言いましょうか、ニヤニヤが止まらない。
こういう作品で温泉旅行とか、えっちなトラブルが起こらないわけがないじゃないですか!
よりにもよって男湯と女湯を間違えて入ってきちゃうなんて・・・

柑奈さん天然すぎますよマジで!
素でエロゲ展開に持って行くとか声優として以外にも天性の才能持ってますね。
本当にエロゲだったら間違いなく本番に突入して、
浴槽内でドッキング、洗い場で泡まみれでドッキングといってるところだろうなー。
柑奈が天然な一方で大物すぎるのが葉月&小鳥。
前回の収録時に柑奈が下着姿になってしまった暴走時のリアクションとして、
普通ならマジで脱ぐんかぃ!とかありえるかー!とか、
脱衣行為そのものにツッコむものと思われますが、
この二人は『下着が地味』とか着眼点が違うなんてレベルじゃない。
むしろあんたら何冷静に下着分析しとるんか!?とこっちの方にこそツッコみたくなるほどですよ。
しかも紐パン買わせて元樹の前で見せ付けるとか・・・

痴女かこいつらは!?
でも奥手すぎる柑奈と元樹の関係を進展させるには、
この二人くらいの積極性を持った仲介役が必要なのかもしれませんね。


主人公の出番なし!?
中盤以降はこれまでとは一転して文花さんメインのスピンオフの流れに。
新キャラも登場し、声優ものとしてエロ成分なしのガチ展開。

今までとは全く趣向が異なるエピソードなので違和感もありますが、
文花さん自身、別にエロゲ声優一本でやっていたわけではないし、
あくまで仕事の一つとしてやっていた曲がりなりにも『プロ』ですから、
いずれはこういう話が出てくるのもむしろ自然な流れですね。
特に最近は葉月&小鳥がエロゲ声優デビューしたこともあって、
若干影が薄くなりがちではあったものの、
ここにきて初期からいるメインキャラの一人としての貫禄を見せ付けられました。
酒癖悪いとか、おっぱゐとか、ちゃんとそれ以外の意味で・・・ね。
しょっちゅう『チ●コ勃つ』とか変態発言ばかりしている酒波も、
意外な格好良さを見せてくれてます。
変態なのは間違いないにしても、所々で適切なアドバイスとかしてくれてたりして、
さすがは文花さんの先輩として長いことこの業界に携わってきたプロなだけありますよ。

これを見てしまうと普段のあのキャラが本気なのか演技なのかわからなくなってきます。
それにしても酒波が小野坂の兄貴をモデルにしてたとは・・・
通りでOADで出てきたときも妙にハマってると思うわけだわ。
何はともあれ新キャラの住吉さん可愛いよ。

『住吉』と言っても国内で三本の指に入る某ヤの付く指定団体ではないのであしからず。
若干キツめの真面目キャラっていいよね。
しかも酒波のことが好きなのが初登場時からしてバレバレだし、
文花さんに対して対抗意識バリバリなのも色々理由があってのことで、
そうした理由が判明した後の激情っぷりも何かとくるものがある。

今回の件もあってエロゲ声優のことを見直して、
以後そっち方面でも活躍してくれたりしたらなーなんてちょっと期待してみたり。


アニメ化を経て、ついにゲーム化!?
2巻以降、毎回初回版で豪華特典が付いているのも本作の特徴ですが、
イメージソングCD、ボイスカード、プロモDVD、ドラマCDときて、
今回はついにWindows用で実際にプレイできるゲームですよ奥さん!
特典ではないにしてもOADも発売されてるし、
これで一通り為し得る分のメディアミックス化は達成した!?
それでも1,000円でお釣りが来るお値段据え置きなサービス価格ですから、
購入できるのであれば初回版の方が断然お得ですね。
実際のゲーム内容は今回の本編にも収録されている温泉回を元樹視点から描いた内容で、
選択肢によってストーリー(と言うか誰とお風呂に入ることになるか)が分岐する、
オーソドックスなADVタイプで、全ルート合わせても2〜30分程度でコンプできるので、
お手軽にドキドキシチュエーションを堪能することができます。
なので勿論柑奈ルートならば本編の内容を音声付で楽しめると言う小ネタが。
キャストはOADと同じなのでキャラの違和感もありませんし、
何と言っても葉月&小鳥ルートもあるのは大きいです。
OADでは原作2巻までだから、この二人はまだ柑奈がエロゲ声優が知らない頃でしたからね。
(選択肢によっては酒波と入ることになる展開も待ってますが・・・)
お風呂のシーン中心と言う事は、当然ながらプレイ中のCGも非常に肌色率も高いわけでして。
それでも一般向け作品ですから、安定の湯気補正があったり。
最近のその手のお色気アニメでは定番の白い光線が入っちゃってくれてます。
が、とある条件を満たすとこの光線を解除する『乳首券』が発行されて・・・
ぉっと、そこから先は実際にプレイしてのお楽しみなんだぜ?
純粋に柑奈との本編に沿ったエロゲ展開を楽しむか、
文花さんや葉月のおっぱゐを堪能するか、それとも小鳥のロリ体型でペロペロするかは君の自由だ!