ミステリアスなあの娘の裏の顔とは・・・ 『とんぬらさん』 4巻

とんぬらさん 4巻 (IDコミックス REXコミックス)

とんぬらさん 4巻 (IDコミックス REXコミックス)

帰宅するや否やその身柄を拘束されてしまったとんぬらさん
そんな彼の目の前に初登場となる白衣姿の友永母が現れ・・・
くどい顔と巧みなる話術、そして華麗なるテクニックの数々で、
ウザ可愛さが溢れ出るカリスマをもって
我々を魅了して止まない喋る猫のとんぬらさんと、
周りを取り巻く人々とを描いた日常コメディも4巻目。
前回のラストを受け継いだ開幕では
とんぬらさんの動物であるが故の弱点が発覚したり、
謎が多かったキャラの意外な顔が明らかになったりと、
今回も大騒ぎの日々が繰り広げられます。


しかも最後にデューク以来となるとんぬら兄弟の三番手、
初のメスであるチャーミーが登場したところで終わりと言うことで、
果たして彼女がどんな性格をしたキャラであるのか、
どのように絡んでくることになるのか今から気になります。

とんぬら一族である証とも言えるウザさは、
出番が少ない今回だけでも窺い知ることができますけどね。
帯書きで俺妹ネタと共に紹介されてますし。
そのうち本当に七兄弟揃いそうだなぁ。
しかしこの帯書き、2巻からパロネタ使うようになってるけども、
ガンダムエルシャダイときて今回は俺妹。
次は何がくるでしょうね。


体面上はペットである以上、ペットなりの義務がある。
もうそんな時期〜って発言や、友永母が白衣姿だったこともあり、
何となく予想はしていましたが、動物病院の院長として予防接種のお迎えです。
人間でも注射が怖いって人はたくさんいますし、
やっぱり生物としての本能が刺される行為自体に抵抗があるんでしょうね。
例えとんぬらさんやデュークでもそれは例外ではなく、
完全無欠と思われた兄弟にはじめて弱点らしい弱点が発覚した瞬間です。
しかしながら、本当は怖くてたまらずに震え上がっているのに、
五月乃のために押し殺して毅然と受ける姿は格好よかった。

やっぱウザいなりのカリスマがあるよなぁ。


全てが謎に包まれていた、あの娘の意外な一面も明らかに。
三姉妹が全員小中高と分かれているだけに、友人キャラもそれだけ多く、
中には色々と掴み所のない人物も何人か見受けられました。
その中でも特に台詞が少なく、目の下のクマもあったりとで、
初登場時にも『得体の知れない系』と紹介されていた柴子さん。

今回発覚した裏の顔は、これまでのキャライメージが
完全に覆るほどのインパクトを誇っていました。

何ぞこれ・・・
と言うか、表紙の娘さんって柴子だったのかよ!
裏の顔がオタであることは別に珍しくもないけれど、
ここまで別人になってしまうとは恐れ入った。
何気に格好も某ボーカロイドをリスペクトしてるような感じだし。


全体的に柴子へと焦点を当てたエピソードが多いため、
三姉妹の中ではとにかく最初から最後まで市乃祭り状態です。
これまでも巻き込まれ体質でひどい目に遭うことが多かったけれど、
市乃好きな身としては今までで一番俺得状態ですよ。
ブラックロックシューターみたいなコスプレをさせられたり、

時には柴子に襲われ、時には風邪の看病を受けて脱がされたり。

エロ担としては棒アイスを食べさせてもらうようすがたまらなくエロい。

役回りが役回りなだけに、怒り顔や泣き顔が多い中、
柴子の弟に向けた笑顔がマジ天使だった。
とんぬらさんにお粥を食べさせてもらってるときの複雑な表情も可愛いし、
もっと・・・もっと市乃成分を!