こえでおしごと 3巻
こえでおしごと! 3【初回限定版】 (ガムコミックスプラス)
- 作者: 紺野あずれ
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2009/12/25
- メディア: コミック
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- 出版社/メーカー: ワニブックス
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エロゲ声優としてそろそろ慣れてきた感がある柑奈。
今回は何故エロゲ会社を立ち上げるに至ったかの昔話あり、
エロとかそういうのを置いといて普通にプロ声優がプロであるからこそ抱える問題もあり、
初のイベント参加で大勢のファンを前に爆弾発言が飛び出してしまったりと、
羞恥プレイの数々は今回も勢い留まることを知らずに押し寄せてきます。
恥ずかしい台詞を言わされ続けてきた収録もそろそろ実を結んできましたね。
ファンができたことはこれから大きな意味を持つことになるんでしょうね。
それだけではない新たな問題も浮上してきたようですが・・・
コミケでクラスメイトとカチ合わせとかもうね。
いる!絶対例のシーンでは観客たちの中にこの二人が紛れ込んでる!
たぶんエロゲ声優やってることがこれでバレて云々ってなる筈なんだ。
このままカチ合わせた事実がスルーされるなんてことはありえないし。
慣れは大事ではあるけれど、慣れに甘んじてしまってはプロとは呼べず。
ある意味今回の主役は表紙も飾っている文花さんとも言えます。
柑奈がはじめて収録現場に来たときからプロの先輩声優として演じていましたが、
だからこそ一度は突き当たる壁にぶち当たることになるわけですね。
たぶんこれはどの業界でも言えることではあると思います。
何年も仕事をやってきて慣れてきたからこそ、
緊張感が薄れて普段なら絶対やらないようなミスをしてしまうとか。
声優の場合、それは声の感情と言う形で現れるようです。
成程、確かにそれは理にかなってますよ。
キャラになりきることこそが大事な中で、
演じる自分自身の我が出てきてしまってキャラがキャラとして立たなくなるとか、
演じること自体が作業となって自然と声が機械的になってしまうとか。
それだけでもなく、学業をこなしつつアルバイトをして稼がなければならないと言う現実。
声優業が低ギャラでプロでも副業をしているってのはよく聞く話だけど、
まさかここまで普通に声優業界としての話が出てくるとは思わなんだ。
前巻と同様、今回も特典付きの初回版があるのですが、
その危険さたるや前回の比ではありません。
サビが卑猥な単語だらけの歌詞をMOSAIC.WAVが担当した前回よりも危険と言う今回は、
『おねだりBOX』と銘打たれているそれ。
オルゴールとかみたいに、開けると声が流れるいわゆるメッセージカードではありますが、
最後まで決してキャンセルすることの叶わないエロ台詞が大音量で流れます。
あえて呼ばせていただこう、『世間体殺し(アピアランス・ブレイカー)』と。
全面に開封注意だの、人前で開いてはいけませんだのと、
全力で注意喚起しているので素直に受け入れるべきです。
もし、警告を無視して人前で開いてしまったが最後、
家族の前ならばその場で家族会議が開始され、
恋人の前ならばその場で別れ話を切り出され、
他人の前ならばその場で変質者だと通告され・・・
よかったよ、いつものノリで買った帰りに読んだりしないで家に帰ってから開けて。