めだかボックス 2巻
- 作者: 暁月あきら,西尾維新
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: コミック
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西尾維新効果は絶大であった!
そう言わざるを得ない1巻発売時の超絶的な品薄状態を経てついに2巻目がお目見えに。
どちらかと言うと一話完結型のショート形式で進んでいた前回と違い、
今回は新旧キャラ入り混じって新たに生徒会メンバーに会計を迎えたり、
後々副会長候補になりそうな人物も登場したりする一方、
1巻に出てきたゲストで終わるかと思われたキャラも色々と頑張ってます。
話の形式上、色んな部活のキャラが出てきたりする中で、
一回きりの出番で終わらないで何度も再登場する機会が与えられているのはいいなぁと。
再登場した諫早さんが好きになりそう。
出てくる人の名前が全員凄まじいことになってるのは西尾維新クオリティってことで一つ。
全体的な展開としてはバトル寄りの要素が随分と色濃くなってきた予感。
特にラストの幕引きは明らかにそういう展開に向かいつつあるので、
こんな流れも嫌いではない、むしろ好きな方ではあるけれど、
本作に限ってはできれば当初のままのノリに軌道修正はしてほしいかなぁ。
地味にパロも多くてさりげなくジョジョとかるろ剣とか男塾ネタが紛れているから侮れない。
とにかく今回も会長様はいろんな意味で無双状態。
絵のモデルを依頼されて本編開始2ページ目でいきなり脱ぎやがりましたよ。
しかもサイドチェスト・・・
中盤は部費争奪水泳大会で終始水着だから本人にとっては願ったり叶ったりでしょうし、
胸元が露出しているのではなくて、胸元以外を隠していると自ら肉体美を認めちゃってます。
さすが一周回って基本バカと善吉に言われているだけのことはある。
節目節目の決めなコマで出てくる『凛っ』ってフレーズ、
果たして何回出てきたのでしょうかね。
上から目線性善説とツンデレ、善吉が言うところの『真骨頂』はその3まで出てきたけど、
どうやらその4は次にお預けらしいです。
展開的に自分はどうでもいいけど仲間を傷付けられるのは許せない系?
会長様がこんなんですから、生徒会メンバーも次第に毒されつつあるような気が。
アホなノリ全てが集約されているかのような絵画の回では、
あろうことか善吉と阿久根の野郎二人までもがその裸体を晒すことに・・・
おお!見苦しい。
どうしてこうなった!?
ひたすらに会長が目立っている中、
個人的にはそれ以上に好きキャラとなったのがニューカマーの会計さんこと喜界島さん。
会計=金への執着心が半端じゃないってのは当然として、
会長様から『ズキュゥゥゥン!』の効果音がぴったりのベーゼを受け取って以降、
すっかりクーデレのデレ期に突入開始してしまってますし。
ずっと金のことしか考えてなかったから人付き合いがいまいち得意じゃなくて
一人パニックになったりする姿が可愛いじゃないかこんちくしょう。
何よりも競泳水着に見る色気を示してくれた功績は大きいです。
最早水着と言ったらスク水と言う時代は過去の遺物となりつつあるのかもしれません。
競泳用って形態上、より一層引き締まって見えるボディラインは見逃せませんよ?