学校のせんせい 1巻

学校のせんせい 1 (ガンガンコミックスONLINE)

決して聖職者などではない、人間らしさ。

学生時代からの腐れ縁で同居生活をすると共に、
全員同じ教職員として就任することとなった三人娘。
そんな三人の赤裸々な生活を綴ります。
教師って職業は自分にとって因果なもので、
姉共々お世話になった文字通りの恩師もいれば、
ひねた性格を形成するに十分なトラウマを植えつけてくれた
20年経った今も恨んでいるDQNなヤツもいたりと色々な人がいました。
本作に出てくるメインの三人組はそのどれにも属さないタイプと言いましょうかね。
むしろ本当に教師か？と突っ込みたくなってしまいます。
タイトルにも『せんせい』と付いているし、
確かに生徒と交流する場面もあったりしますが、
まともに授業をやってる場面がない・・・だと・・・
よくあるパターンでは教室に入るなり自習にして
授業するのを怠ける教師キャラってのは何度か見たことがあります。
本作の場合、それ以前に授業シーンそのものがありません。
はじめて教室に入って挨拶するところ・とある校外活動・部活動の3つだけ？
物事を教える場面よりも自分たちのプライベートとかのシーンの方が圧倒的に多いので、
どうやら自分たちはとんでもなく斬新すぎる代物を見ているようです。
相談事は受けても生徒のためとエロ漫画を参考にしてみたり。

今後は授業シーンとか出てきたりするのかもしれませんけどね。
とりあえず教師ものではなくて、職業がたまたま教師だったと言う観点から楽しみましょう。

新任ならではの学生気分ノリが抜けない三人の周りは常にトラブルばかり。
三者三様のタイプが揃っていて、なおかつ濃い。
きっと好みがこの中から見つかるかも？
主人公となるサクラ先生は三人の中で背も胸も中間点。
ボケ担当な二人に振り回されるツッコミ役として機能しています。
一方、プロポーションは最も良くて長身きょぬーキャラにして、
お色気担当と思わせたらところがどっこい、
ガチ百合にしてエロゲオタなゆり子先生は常に暴走しまくりですね。

エロゲは100本以上プレイしているのに三次元は嫌だと言うところなど、
気質としては一番近いタイプかもしれません。
そんな中で自分は背が低くて胸もない関西弁キャラなあかね先生に惚れました。
しかも明らかに常に三人でいるせいで全員男日照りだろうと思わせておいて、
唯一の彼氏持ち経験ありと言う事実・・・
散々言われてますが、何と言われようともひんぬーはステータスと言うのは真理なんだ！

付き合ってたアンタわかってるよ！
普通に関西弁キャラに弱いってのもありますけどね。
それに何と言っても味覚的なものがめっちゃ合ってます。

レアもののお菓子と言って食べてるそれ、モデルはデスレインですよね？

そりゃ輸入食料品店じゃなきゃ手に入らなかったりするし、レアですよ。

メイン三人にプラス１でもう一人いるのですが、これがまごうことなきロリ体型。
きょぬー、標準、ひんぬー、つるぺたとやべぇ、あらゆるニーズに応えまくりだ・・・
全員女同士ってことで、セクハラやっても同姓だから問題ないぜ！
ぅーむ、男日照りが続いて同姓ばかりの環境で過ごしていると、
向かう先はやはり百合しかないのでしょうか。
このロリ体型な主任が一番黒いし。
確かに目の前でイチャつかれてギシアン寸前なんて場に居合わせちゃったら・・・ねぇ？

そこそこに百合だのお色気的なものは出てくるけど、
比較的ライトな表現で一貫しているので、むしろ彼女たちの教え子世代にいいかもしれません。
まぁ教師だからと言っても、教えてることだけをやってるかと言ったらそうじゃありませんからね。
ある意味これまで見てきたどんな教師ものよりも人間らしいかもしれません。
等身大の友達感覚で付き合えるって意味ではある意味理想の教師なのかも。