てるてる天神通り 4巻

時をかける町内会長。


同時進行で連載中のコミカライズ版FORTUNE ATERIALも好調な
児玉樹氏による本作も4巻目にしてとうとう色恋沙汰について動き始めた予感あり!?
やっぱ自分はこういう作品が大好きなんだと改めて実感しましたよ。
ちょっと不思議なラブコメって最高じゃないか。
3巻がクリスマスとかの話だったのに対して今回はバレンタインや海の話もあれば、

親子喧嘩を発端とした時間旅行なんて展開もあり。
季節的なものを見るともう連載2年とか経ってるんだなぁ。
しっかりと時系列としても進んでいるし、
この流れだとメインのメンバーが成人するってあたりで完結するのかな。


今回最大の注目点となるべきところはやはり過去へとタイムトリップした回ですね。
現在の天志と同じくらいの歳だった頃の両親が出てきて、
二人の馴れ初めが語られるのもありますし、
過去と言う事象だからこそ実現した今は亡き故人である御菓子の母親まで出てきます。

そして何よりもこの一連の出来事が天志にとって今後を左右する
重要な決意をする瞬間が近付いたのだと言う事を語っています。
もしかすると次巻あたりで告白タイムがやってくるかもしれませんよ?
前後には間違いなく波乱が待ち受けてるでしょうけど。
御菓子が天志に対して抱いている好きと言う感情は『Like』だからと思えるからかな。

いざ告白してみてからが長そうです。


3巻では表紙を飾っている割には出番が少なかったお嬢が
リベンジと言わんばかりに出まくっていたりも。
本当にツンデレの定義そのままなキャラ立ちが素敵です。

明らかに天志に惚れてるのに恋愛感情ってものを全く理解してないから
完全な逆恨みしてる不器用さとか何か微笑ましいです。
ある意味御菓子よりも攻略難易度高そうです。
単純と言うか、純粋なんですよね。
怒って、泣いて、笑ってと作中で一番表情豊かなのではないでしょうか。
バレンタインの回でははじめて心の底からの本当の笑顔を見せてくれましたし。

元々ツンデレ好きではあるけれど、そうでなくても惚れてたかも。
本当にデレに到達したとき、何角関係になるんでしょうね。
五角・六角関係くらい?