フィギュ☆モ 1巻
- 作者: 中平凱
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/09/26
- メディア: コミック
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ちょっとおバカで独特の美的センスを持った主人公のさりな。
その容姿を見込まれて勧誘された部活動はフィギュア同好会で・・・
漫研を始めとして、オタ系部活動ものも今となってはそう珍しいものではなくなりましたが、
フィギュアに特化した部類と言うのは珍しい。
やっぱオタ系を題材にするにしても、斬新さが必要な時代になってきたんですね。
さすがに一から十までフィギュアの全てがわかるというわけではないけれど、
導入編として基本的な素材がどんなものがあるか等の知識は身につきます。
デコ電の作り方なんかもあったりして、いまどきの女子中学生だなーと。
自分が中学生だった頃なんて携帯以前にPHSもポケベルも普及する前でしたよ。
(高校時代がポケベル全盛期)
何も美少女ものだけがフィギュアと言うわけではありません。
リアル系担当としているりんが本人の存在感を造形でカバーしまくってます。
いきなりエイリアンのそれを見せられたらびっくりしますって。
と言うか若い世代は元ネタ映画もわからないくらいのなったのかな。
まぁ自分もエイリアンはわかってもギーガーはそれほどよく知りませんけどね。
こういうクリーチャー的なものもひっくるめてフィギュアってのはやっぱいいなぁ。
立体ものだからどうしてもかさばってスペース食うから打ち止めしてるんですが、
そんな考えはただの言い訳でしかないとか思ってしまいます。
家に入りきらないからコンテナ借りてるなんて気合入りまくったキャラを見てしまうと・・・ね。
フィギュアを中心にしているとは言え、やっぱり根底はオタ系。
わかると思わずニヤリとしてしまうその手のネタが仕込まれてますね。
ゆっくりした結果が〜とか、外人4コマのガイドラインとか。
ぅーむ、オタ業界に限った事ではないけれど、一つの樹みたいなものなのかな。
最終的な個人個人は枝の先のように多種多様に渡るけど、
根本的なところは同じところに通じているって意味で。
そう考えると、カバー下にあるタイトルの『モ』の意味も色々と勘ぐってしまいます。
字が汚いせいで誤植になって云々ってゲーメストじゃあるまいし・・・