三者三葉 7巻

最早モブとは呼ばせない?


現在きららで連載されている作品の中でも、ねこきっさに次ぐ長期連載の本作も7巻目。
やっぱ長く続いているのには理由があると言いましょうか、安定してます。
今回はメインの三人よりも他のキャラに焦点が当たった話が多かったですね。
ええ、主人公は辻兄妹、裏の主人公が西山さんって状態です。
気付いてみれば最初から最後まで辻兄妹絡みの話でしたし。
ずっと双葉に突っかかってくるくらいにしか見ていなかったキャラが生き生きしてるよ。
実は想像以上に純情ですよこの人ら。


普通の日常コメディが今回に限ってはラブコメ気質が出てきてますね。
動物好きって面しか知らないで照に惚れていた辻兄がついに・・・
デートと思われていた展開が何故かいつもの店で双葉との大食い対決になってしまったり、
その対決が意外な結末を迎えてしまったりと、順調に双葉の方とフラグ立ててますよね?
ライバルもついにわかりあっていい感じに!?

お似合いだとは思うんですけどね。
ただ、エンゲル係数がとんでもないことになりそう。
大食いチャレンジで生計立ててるヴィジョンが見えるよ。


とにかく報われないキャラ代表格の西山さんですが、やっぱり不幸街道一直線です。
当初の照に突っかかってくるだけのキャラだった立場からすれば大躍進ではあるのですが・・・
よりにもよって園部さんに目をつけられてしまったのが運の尽き。
読んでる側からすればメイド服姿+素敵な笑顔が見られてたまらないのですがね。

ぅーむ、何だかすごく可愛く思えてきた。
それにしても、何で西山さんの周りってドSばっかりなんだろう。
照しかり、園部さんしかり、近藤さんしかり。
もしかしてMだから自然とSを惹きつけてる?


一方で凄まじい文章力を見せ付けてくれた園部さん。

何だこの『あなたを犯人です』級の文面は。
すごく・・・excite翻訳です・・・
本当にこの人が出てきてから全てが引っ掻き回されまくりですよ。
今回の話も結局園部さん発端ですし。