信長の忍び 1巻
- 作者: 重野なおき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/06/29
- メディア: コミック
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主人公である千鳥は伊賀系忍者の見習いにして紅一点。
忍びとして仕えることになった主人は織田信長その人で・・・
タイトルを見る限りでは忍者もの、しかしてその実は信長を中心とした戦国ものです。
ぃゃー、最近戦国ものが流行ってますからねー。
自分自身、日本史は専攻していなかったので、
このあたりの事情はあまり詳しくはないので歴史のお勉強としても役立ってます。
時代背景とか所々に解説も入っていてわかりやすいですからね。
何気に千鳥は見た目に反して超人スペックを有していたりするので、
戦場を駆け巡る様を見て某あずみを思い出してしまったりしました。
4コマであり、確かにギャグが基本ではあるのだけれど、
しっかりと戦国時代の歴史ものとして読めるのは重要なところですね。
基本の話の流れはちゃんと史実に沿ってるので、正しい知識が身に付きますよ。
今回のエピソードとしては桶狭間に道三との出会いに美濃攻めに。
将来的には比叡山焼き討ちとか長篠とかも出てくるのかなぁ。
特に今川義元が野心家として描かれてるのが嬉しいところです。
能力スペックのパラメータ図の通りの名将であったことは間違いないし、
最期の台詞の通り、『運が悪かった』だけだと思うんだ。
国内統治の才はあったけれども、子育ての才は・・・残念!
出てくる人物は史実に忠実なようでいて、多分なアレンジが利いてます。
信長なんて第六天魔王とか言われるような面影ありませんよ。
確かに顔はいかついけど、ちょっとお茶目なツッコミ役って立ちどころですし。
当のツッコミが鉄砲だったりとなかなかに激しいですが。
それもそのはず、ツッコミ役にやらざるを得ないほどに周りがキャラ立ちしてるからなんです。
最たる例は正妻の帰蝶様。
関わるもの全員を自分のペースに引き込んでいく超絶天然っぷりは見事。
引き込むと言うよりも振り回すと言ってもいいかも?
それだけだとただのアホの子なのだけれども、
想い人に対しては真剣だったりする一面を時折見せるからこそ信長とやってけてるんだろうなぁ。
個人的に一番好きなのが『ねね』です。
ツンデレってやっぱいいなー。
デレモード時が可愛すぎですよ。
この手のキャラとして標準装備の一要素である料理下手ってスキルまで備えてますし。
秀吉との歳の差11歳、ちょっと人生に希望持てました。
ぃゃ、14歳に手を出すって意味じゃなくて多少の歳の差なんて愛の前には関係ないって意味で。