BAMBOO BLADE B 1巻

BAMBOO BLADE B 1 (ガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE B 1 (ガンガンコミックス)

勝利経験がない=弱小とは限らない。


主人公のユウは背丈は高いけれどごく普通の中学一年生。
本人の意思とは裏腹に、剣道部へ巻き込まれていくことになってしまい・・・
本編のBAMBOO BLADEとは舞台もキャラも全く違う、
もう一つの剣道物語がここに開幕です。
剣道をテーマにしている以外は本編との繋がりはほぼ皆無のため、
本作は本作で個別の作品として楽しめますね。
とは言うものの、そこはバンブレ、さりげなく本編のパロが盛り込まれていたりもします。
しかもそれがコジローがはじめてタマちゃんを見かけたあのシーンだったり。
ユウはタマちゃんみたいに最初から最強な強さは持ち合わせていませんから、
結果は・・・まさに『ごらんの有様だよ』・・・
こういうギャグはギャグとしてきっちり盛り込んでいるから安心です。


全く異なった話を描くにあたって、主人公からしてキャラ性が全く違います。
(ぁ、でも本編の方の主人公ってコジローか)
タマちゃんがちびっこで最強だったのに対して、ユウは背丈が大きくて弱っちい。
全く正反対のキャラ性能なのだけれども、一つだけ共通している点がアニオタであること。
やっぱ本作のメインキャラはアニメ好きでかくあるべしですかねー。
ユウの場合、まだ中学校入りたてだからそういう意味で幼いからってのはあるかもしれませんが。
そんなユウに稽古を付けてる幼馴染のケンちゃん。
たぶん全国級の強さだったりするんじゃなかろうかと。
このあたりの相関図は本編11巻に載っていますが、
ケンちゃんの従姉弟って『剣道小町』の一人だし・・・
同時に本作にはこの『剣道小町』のうち4人が登場予定らしいので、
最終的に目指すは全国になるのかもしれませんね。
と言うか、舞台が九州っぽいので、もしかすると榊ウラとか出てくるのかも。


生徒たちはまだ出番が少ないからか、キャラが掴みきれないのが多いのですが、
その分先生たちがかなーり目立ちまくってます。
おっさんたちばかりではないけど、やっぱり大人にもスポット当ててるところは同じだなぁ。
そんな剣道部顧問の角先生と竹中先生。
ぁー、どっちも普通に好きなキャラかもしれません。
角先生はいわゆるちびっこ先生で、生徒達よりも身長低い体型でスーツと言うギャップがいいし、
竹中先生は自分が顧問として残りたい感出しすぎて、
既にただのおもろいおっちゃんになってしまっているし。
(本編のコジローに通じるものがあるかも)
男女統合化ってことでどっちが顧問として残るかでいきなり紅白戦になってしまいましたが、
どっちにも残っていてほしいですね。