夏のあらし! 5巻
- 作者: 小林尽
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: コミック
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本作もまた4月からのアニメ放送直前の作品だけあって、
そこかしこで特設コーナーを設けられたりと一押しされていますが、
本編はショートエピソード中心だった4巻と比べて、
いよいよ核心に迫ってきましたかね。
英雄と同様に、過去の邂逅があったからこそ
『方舟』に引き寄せられたのは必然であったとあるエピソードに、
一がついにあらしにその想いを告白し、
そこから端を発した一軒によって一は生前のあらしと直接対面することになり・・・
何よりも、海に出かけた日の夜に語られた、間近に迫る確実な別れ。
永遠には続かない短い夏は、今後どうなってしまうのかですね。
戦時中の分に関するエピソードはまだ残ってるでしょうし、
両思いになったとしてもそこから先をどうするのか、
今までの中で最大の山場を迎えつつあるのかもしれません。
今回もやよゐさんは見た目によらないパワーキャラっぷり。
同時にパズルゲームが最強ってことも判明しました。
いざとなるとバカ力とか言われてますけど、たぶん素だよなぁ・・・
前もジョゼフィーヌの突進を正面から受け止めてたりもしたし。
飛んだ先は10年前。
ちょうどポケベルやPHS全盛だった頃から携帯がぼちぼち主流になり始めてきた頃ですね。
自分自身、携帯を持つようになったのが8年ほど前ですから、
当時の頃はどうしてたかよく覚えてます。
まだ携帯持ってないから待ち合わせは時間指定でどこどこにってね。
手帳なり小型電話帳なり持って公衆電話使ってたりもしましたっけ。
実際に使ったことはないけど、確かに駅の伝言板は全く見かけなくなりました。
『XYZ』と書くネタも次第に通じなくなっていくのか・・・
1940年に飛んで、一と同い年の今より少し若い生前のあらしは地味に見た感じが違います。
確かにあらしであることは間違いないのだけれど、
少し幼さが残ると言いますか、大人びた雰囲気の今とは何かが違うと言いますか。
おてんばキャラだったことは全く変わってないところはある意味安心でした。
一の漢っぷりを見せてくれたけど、それ以上にあらし兄が濃すぎる・・・
とりあえず明治時代の時点で廃刀令が発令されていたはずだし、
1940年って戦時中とは言っても既に昭和だから街中での日本刀は犯罪か?