18倫 2巻

18倫 2 (ヤングチャンピオンコミックス)

18倫 2 (ヤングチャンピオンコミックス)

まだまだ知られざるAV業界の妙。


没落お嬢様とAV業界とのギャプが楽しい本作に2巻目が登場。
ADとして少しは慣れてきたとは言っても倫子は相変わらずのズレっぷりを見せてくれてます。
レズの意味もわからないほどの超お嬢様ですから。
そんな倫子がようやく会社の仮眠室からボロアパートの部屋に移り住んで
若干生活レベルが上がった傍からこれまた見せてくれる天然。
何せ『G』に名前を付けてペットとして飼ってしまうくらいですから。
そりゃあ上流階級の暮らししてりゃまず見ることなんてないでしょうけどまさか飼うなんて・・・
元々医者を志してたわけだから頭はいいはずなんだけど
言動がバカすぎてこういうのって紙一重なんだなぁと。


題材がAV業界なので撮影としてそういうシーンは多々出てきますが、
回りまわってやっぱりギャグなんだと実感するのが13話。
牧谷の彼女であるマリタン(団塊の世代で明らかにおばちゃん、孫持ち)本領発揮しすぎ。
見るの恥ずかしいとか言いながらいざ撮影が始まるとガン見してるし、
冷蔵庫にはカツオが丸ごと一本、
ようやく撮影もフィニッシュと思いきや枕元には入れ歯洗浄剤・・・
他にも元アイドルにまつわるエピソードもあったりするわけですがそのオチがまた。


今回はまた色々な新キャラ達が出てきて更に変態の世界を垣間見ることとなります。
何しろ最初のエピソードからしてSM専門の女王様降臨から始まりますから。
それ以上に強烈だったのがやはり残りのヘンタイ四天王の登場。
1巻の時点では倫子が所属することになった会社のドM社長と
普通に変態だったブル●ラショップ店長の二人が出ていたけれど、
残りの二人は同じ四天王と言うのもはばかられるほどに危険な連中でした。
片や顔はイケメンなのにAV製作のことしか頭になくてオールジャンルOKな監督に、
紅一点にして最強、通称『大便姫』のス●トロ大好き女優。
最後の一人はヤバすぎですって・・・
倫子ならずともスタッフ全員ドン引きじゃないか。
話を持ちかけられた瞬間の全員の唖然とした表情と言ったらもう。
倫子だけは『それって何ですか?』状態だったけど。


何気に気になるのがツッコミ役、近藤の言動。
実は倫子に気があるような節が多々見受けられるようになってきたわけです。
手を出したらクビなので『クビかぁ・・・』と心で思ってたり、
倫子が合コンに言ったらその結果を聞いて一喜一憂したり。
この先、一線を越えてしまうのかも気になるところ。