Doubt 1巻

Doubt 1 (ガンガンコミックス)

Doubt 1 (ガンガンコミックス)

狂気のオフ会へようこそ。


表紙怖っ!
登場人物が勢揃いしているパターンのものであるのはともかく、
全員がかぶってるウサギのかぶりものが強烈すぎる・・・
一応カバー取った下には普通の素顔バージョンもありますので比較してみるのもいいかも?
表紙開けた最初にあるゲーム説明も愛くるしいウサギがリアルに怖くなってしまうこと請け合い。
童話でこういうシチュエーションの話はよくあるけれど喰われるってのはこういうことなんですよねぇ。
飛散する鮮血と臓物、あたりに転がる骨。
でも狼が牙を剥くときの効果音は『くぱぁ』。
そこだけ緊張感欠けるよ!?


話は携帯のネトゲー関連で集まったオフ会の場から
その普段プレイしているゲームを現実のものとして体現することになってしまった殺人ゲーム系。
それほど年端もいかない娘がオフでようやく打ち解けて『友達』ができて嬉しいなんてのが
いきなりゲームの始まりを告げるためか見せしめか一転して開幕に殺されてしまってたりととにかく容赦がない。
一人だけ何かと先走って和を乱す行動を取るメンバーを鍵付きの部屋に監禁してしまうのもそうですし、
極限状態であるからこそ誰がどんな行動を取って互いに晴れぬ疑いは更なる狂気を呼び・・・
ここまでくると実は死体も本物なのか、車椅子だったのは演技だったのか、
果たしてこれは本当に現実なのか、それすらも疑わずにはいられません。
誰が何故何の目的でこのゲームを執行したのか、何故主人公だけキーになるバーコードがないのか。
謎は謎のままゲームは進行していくのでした。


それにしてもこの作品の女性陣は強烈。
開幕に殺されてしまったのはともかく、タバコは20になってから!と『素手で』火を消すヒロインに
「人殺しかもしれない奴と行動する位ならカギを閉めてここに閉じこもってた方がマシよ」と
全力で死亡フラグ全開の発言をしてる割には今もちゃんと生き残ってるねーちゃんに。
これで本当に全てが催眠術だったら完璧。