氷室の天地 1巻

脇役も、華を持たせりゃ咲き乱れ。


同人誌にアンソロにとひたすらに氷室を描き続ける磨伸映一郎氏が
初の連載作品および単行本化された作品もこれまた氷室。
まずこれをFateととらえることは大きな間違いで、
あくまでその登場人物と世界観を借りた学園4コマとして考えるのがよろしいでしょう。
一応時系列的にはFate本編の一年近く前にあたるようなので
サーヴァントなんてかけらも出てきませんし一成がまだ生徒会長じゃなくて書記だったりします。


パロ作品であるがためにそういうネタも多々仕込まれているのですが、
方向性が他のものと一線を画しています。
つい最近のもので言うならば『あにけん』や『どきどき魔女神判!』は
割とわかりやすい誰もが一度はお目にかかったことがあるようなメジャーどころのネタなのに対して、
これについて言えるのは
『マニアックすぎてネタの出所がかえってわからない』
のが特徴でしょうか。
一話からしていきなりジェロニモのキャラソンネタだなんて・・・
ペタンクなんてそんな球技はじめて知ったよ!
目黒寄生虫館は普通に行ってみたいです。