BAMBOO BLADE 7巻

BAMBOO BLADE 7 (ヤングガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE 7 (ヤングガンガンコミックス)

その出会いが必然なれば、再会し剣を交える時も近く、またそれは必然である。


これまで室江高メンバーが表紙であった単行本も今回初となる別キャラを起用。
以後タマちゃんのライバルという重要な役どころとなる(予定)榊心(ウラ)が表紙であり、
中の話も大半はウラとはどんなキャラであるかという地盤固めが中心で構成されており、
本人たちも知らない共通事情までありと再会と対決は今から約束されたようなものです。
少なくとも二人の間にわかっている共通点としては

  • 母親繋がり
  • 特撮繋がり

の2点。
タマちゃんの母親はかつて九州に住んでいてそれに惚れていた当時の先輩がウラの父親であるなんて
これまで今までで自分の中で最も強かった人という抽象的な表現でしかなかった母の面影が見え隠れ。
その精神を受け継いだ娘のタマちゃんと今での過去の恋愛を追い求める父の娘のウラ。
今はまだ本人たちも特に何も感じなくて「つまらない」と言われてしまったり
逆に無理して運命を感じるなんて言ってみたら「わざとらしい」と言われる現在であろうとも
暗躍する人たちの行動により徐々に点と点は繋がり線となるのか。
6巻の時点からレイミがどこかに出していた手紙と今回ウラの元顧問が送った郵送。
この二つが後に何をどう結びつける結果となるのか、そんな伏線もしっかりと仕込まれています。


これまでタイトルとかは何度も出てきていたものの詳細に関しては不明な点が多かったブレードブレイバー
戦隊ものシリーズの20作目であるとかシリーズの歴史年表とか軽く説明されてますが
逆に設定がリアルすぎてある意味引くぞこれは・・・
特に25作目あたりからイケメン役者を使うようになるって普通にライダーものの歴史やん!
ここでタマちゃんが20作目のブレードブレイバーならば
逆にウラは30作目のブラックデュランにご執心な様子ですがこの特撮繋がりも後に関わってくることになるのでしょうか。


本編はそれよりも先にまた違う様相をしめしてきて
コジローと石橋先輩の男同士のガチ対決が約束されてそっちの方面でも燃える展開に。
いつから熱意を失って精進することを忘れてしまったのか、
昔の自分が学生であった頃の自分とは何であり、それを取り戻すことができるのか。
部員たちだけではない大人たちの方もしっかりと部活を通じて成長しているのです。
それで一人で勝手に燃え上がって全力で食い気にぶつけて食いまくって
全力で腹痛起こして保健室行きになるあたりはやっぱりコジローならでは。
もう一つの大人たち、男同士の対決の時も迫る。


1コマだけだけど町戸高メンバーも再登場してくれて相変わらずの様子を見られてよかったわ。