メイド戦記 1巻

メイド戦記(1) (シリウスKC)

メイド戦記(1) (シリウスKC)

亡国を救う騎士団はメイドさん


唐突に敵国よりの襲撃を受けて国が滅び、窮地を脱するために国に伝わる伝説の武器を手にしてしまったメイドたちの奪還戦争。
選ばれし者たちに十二の武器を授けるということで今現在メイドたちの人数は6人。
ここからさらに6人追加となるのでしょうか。
何故選ばれてしまったのかや武器の発動条件などが今の時点ではまだ不明瞭ですがこれは伏線でしょうか。
少なくとも一人は元天才軍師の弟子だったということで素質十分のようです。
そう考えると他の面子も一体どういった経緯で仕えることになったのか。
一人一人に複雑な事情がありそうです。


主人公は元サーカス団所属で王子にスカウトされてメイドとなったわけですが、
殴る蹴るの突っ込み役にして熱血系主人公タイプ一直線。
当の王子はというと常識知らずで女好きでワガママなクソガキ。
どことなくランスや中林義貴を髣髴とさせるキャラで主君がこれじゃ国も滅びるわな・・・


気が付いたら敵国の軍勢に囲まれほんの10人程度対6万5千の軍勢。
300人で100万を相手にしたスパルタンたちの倍くらい厳しい絶望的な戦力差ですがこれをいかとするか。
敵国部隊にも最初いつか兄よりも上にのし上がると野望持ち系キャラだと思ってた敵将が出てきたと思ったら
いざ負けるとヘタレ全開。
そりゃこいつぁ一生副将止まりだわ。
負けて相手の強さを恐れて発狂気味に叫びだしてこいつを殺せだの
それで野郎キャラにぶん殴られたら何住んだよ馬鹿ぁと地べたを転がり回って泣き叫ぶ。
野望はどこいった!


そんな中ついに敵国一個師団との直接対決となるかと思いきや突如剣にひびが。
これは窮地なのか武器の進化の前触れなのか。
一対数百の戦闘はいかなる展開を迎えるのか。