史上最悪のわたあめとは・・・ 『豪デレ美少女 凪原そら』 2巻
- 作者: 水無月すう
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2012/10/29
- メディア: コミック
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そこへ「本物」を名乗るもう一人の凪原そらが現れて・・・
どこまでもバカでエロいノリで突き抜けまくり、
笑いと股間への熱気を同時にもたらしてくれる本作。
掲載誌がほぼ季刊であることもあって、
一年半ぶりとなりましたがいよいよ2巻目が登場となりました。
基本ギャグで持ち上げておいて、
鬱やバトルの要素も含めたシリアスで叩き落す作者の芸風からして、
前回のラストから一波乱ありそうな感じはしていましたが、
一山越えてからの展開が色んな意味で悶絶できる凄まじい内容でした。
「豪」の部分しか今まで見せていなかったそらが、
「デレ」を覗かせて鼻血吹きそうなくらい可愛かったかと思えば、
おっさんキャラ連中はトラウマ級の下ネタ連発をぶちかます躊躇の無さ。
あらゆるシチュエーションを二次元に当てはめて、
BUKKAKEへと繋がる二次元殺法のコンボは相変わらず鮮やかですね。
多角関係が深まってきたラブコメ要素に加え、
ラストでは第三の二次元からのヒロインが降臨して、
ストーリー的にもエロス的にも下ネタ的にも、
どういう方向へ向かおうとしているのか全く読めません。
帯書きに至ってはアニメ化決定じゃなくてアニメ化募集とか、
露骨なアピールをしていますが、
仮にこれがアニメでやった場合、どういう作品枠になるんでしょうか。
エロスは今期で言うところのダークネス枠だけど、
おっさん達は完全グロ枠すぎる。
君はそのページを凝視しても、
二度と見ないように接着剤で永久封印してもよい。
なまじ全体的にエロス的な意味での実用性が高いだけに、
アレなシーンが唐突に目に飛び込んできたときのダメージと言ったらもう・・・
これがチョコバナナだったら定番すぎて何とも思わなかったろうに、
もう見る度に思い出しちゃって、わたあめ食えなくなったらどうするんだとね。
男キャラが自重しないのも水無月作品のお家芸ではありますが、
今回は特にインパクトが強かったです。
名前からして福岡出身の漫画家二人がモデルであることは言うまでもないとして、
リアルでこの二人がこんなじゃないことを願いますよ。
名前のみならず、作中のネタでも露骨にパロ・・・と言うか引用しちゃってますし、
三氏の横の繋がり強すぎだろ。
三次元殺法、禁断の奥義なんてレベルじゃなかったです。
背景がエクセルサーガなのもそうだし、
描いてる中の人のことは言うな!80年代ジャンプの年始号での作者集合写真とは違うんだ!
萌え絵と実際に描いた人のギャップとか、
この手の作品で絶対に考えちゃいけないことの一つじゃないか。
どこまでも禁断の領域に踏み込みまくる無謀なまでの勇気はある意味賞賛に値しますよ。
トラウマ乗り越え、めくるめく着衣エロスの世界へ。
そういう作品コンセプトであるが故に、
最初から最後までお色気シーンが満載なわけですが、
改めて見てみると、とんでもないまでのフェチズムに溢れているんですよ。
全て着衣で描くというこだわりが。
確かに何度と無く下着姿になるシーンとかは出てきます。
が、一度としておっぱゐが完全に露出してしまったり、
お風呂とかの例外を除いて全裸になったりってシーンが無いんですよね。
少なからずけっこういると思うんですよ。
着ているからこそのエロスにそそられる、
脱いでしまうと逆に萎えるって考えの人は。
そのあたりのバリエーションは無駄に豊富です。
ブルマとかスク水のモブ娘たちや、
主要ヒロインたちに眼鏡装着させたりした状態で、
兎にも角にもBUKKAKEまくり。
ワックスとかクリーナーでもシチュエーションではこんなにも濃厚に・・・
衣類がBUKKAKEで汚れるってのも何かそそるよね。
謎の白い液体ハァハァ。
しかしてラブコメ方面も加速して誰が正ヒロイン化してもおかしくない状態に。
将太自身はそらに中出し上等な告白をぶちかましてますが、
天花さんも鏑木さんもチャンスはまだ十分に残ってます。
エロ被害的にもヒロイン的にも鏑木さんはかなり不憫なことになってますけどね。
天花さんも今回出番少なかったけど、予告によると次は大きく絡んできそうですね。