異能に対抗し得るは異能！？ 『咲-Saki-』 10巻

咲 Saki (10) (ヤングガンガンコミックス)

中堅戦終了時点で2位で姫松を追従する清澄。
副将戦となりいよいよ和の登場となったが・・・
アニメ放送中のスピンオフにあたる阿知賀編が準決勝で
照さんの無双状態とかトキさんが死にそうとかとんでもないことになってますが、
本編に当たるこちらは現在2回戦も佳境に差し掛かってきたあたり。

毎度の異能バトルっぷりとかけしからんおっぱゐとか、
相変わらずの調子ですっ飛ばしてくれていますね。
気が付けば今回で10巻目なんですよね。
7巻〜8巻の間で1年以上開いたこともあったけど、
さすがにアニメ効果もあるのか今回は3ヶ月と実に早かった。
実はもう5年も続いてるんだと思うと感慨深いものがありますよ。
当時はここまでぶっ飛んだお色気が露骨になると思いもしなかったわ。
本誌でもまだ2回戦の大将戦が決着付いて無い状態だけど、
全員に見せ場があって、どこが勝ってもおかしくない接戦。
果たして他を出し抜く一番の異能力者は誰なんでしょうね。

麻雀？いいえ超能力バトルですと見せかけてやっぱり麻雀です。
一応は能力関係なしに普通に打ってる人たちもいるんですがね。
副将戦は異能力持ちとなしとが別れたいい勝負でした。
塞さんの能力が相手を封じる邪眼とか中二臭が漂ってるし、
薄墨無双になるかと思われた一戦をいい感じに制御してくれてましたしね。

流局する場面も割りと多いあたりが現実的だったりもしたし。
むしろ愛宕妹が普通に凡人だったところは驚きですが。
姉がいかにもな関西人キャラで濃いのと同時に、
それが下品にならないレベルで確かに素で全国レベルで張り合える強さだっただけに、
対比が取れているって感じですかね。
そう言えば姫松メンバーは普通に実力で勝ち上がってきた珍しいタイプですね。
他が少なくとも一人は変態的な能力持ちを有していたりするのに、
ここまで健闘しているんだから普通に強いんだなー。
大将戦では更に顕著になるけど、
姫松を描いているテーマに凡人ならではの強みと奮闘ぶりってものがあるのかも。
他の三校が完全に超能力バトルしてて蚊帳の外だし。
しかし和の空気読まなさっぷりが何かヤバかった。
薄墨さんの能力を目の当たりにしてるくせに「偶然」とか言い切っちゃってるし、
塞さんにはダメすぎるとまで言われてる有様。
でも副将戦は最終的にプラスだったりするあたりが実にらしい。
あんまりアガってる印象ないのに・・・

勿論お色気も健在だよ。
普段ならけしからんほどのきょぬーでおっぱゐばかりに目が行く和も、
今回ばかりは霞んで見えるほどに永水がヤバいです。
神代さんの時点からしてせっかくの巫女服が台無しじゃないかと言いたくなるくらい、
おっぱゐがデカすぎて凄まじいとか思っていたのに、
大将の石戸さんは何なんですかアレは・・・

それ以上にデカいおっぱゐとかわけがわからないよ。
ゴムマリなんてレベルすら超越してるなこれは。
確実にミサイル撃てそうです。
と、きょぬー方面でもヤバいのに、逆のひんぬーもヤバいのが永水という連中。
薄墨さんとか完全に痴女じゃないですかー！
放銃したときの表情もエロいし。

ぃゃ、龍門渕のはじめちゃんは確かにもっと露出はヤバかったけどさ。
で、この薄墨さんのヤバさは半裸なだけでもなく、
能力発動させたときの見開きにこそあります。

よーく見ると股間に・・・スジが・・・
はいアウトー！

と、実に盛り沢山の「咲-Saki-宮守編 episode of Side-M」だったとさ。
今回は完全に宮守のメンバーが主役ですねこれは。
阿知賀編も千里山編と揶揄されてしまうこともあるけど、
本来の主役が影薄いのは本編もスピンオフも全く同じですね。
副将戦では愛宕妹も健闘してたりしていたものの、
全体を通して見てみるとほとんどが宮守視点で進んでるという。
当初は三人だけだったとか、塞さんの方眼鏡は元々熊倉さんが付けてたものだとか、
姉帯さんやエイスリンが参入したエピソードなんかもあったりと、
宮守好きにはたまらない話だったりします。
しかしやっぱり宮守メンバー好きだわ。
姉帯さんがまさかの異能力ダブルホルダーってことも驚きでしたね。

赤口とか友引とか六曜の名前付けてたから、
もしかすると他にも隠してるかもしれないですがね。
作中一の長身に対して間延びしたゆる系の喋りがクセになる。
これだけ宮守中心で描かれたこともあって、
前回いいところのなかったエイスリンの出番も多くて嬉しすぎた。

冬服のブレザー姿も可愛いなー。
が、ここでこれだけ個別エピソードが入ってしまうということは、
2回戦敗退のフラグにしか見えないあたりがどうにも・・・
ぅーむ、今回の展開を見ていると、やっぱり準決勝行きは清澄と永水なんでしょうか。
その永水も準決勝までで決勝には臨海が行きそうだしね。
考えすぎかもしれないけど、そういうフラグは感じちゃうよなー。