新キャラは本当の意味での腐女子!? 『ほんとにあった!霊媒先生』 8巻
- 作者: 松本ひで吉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/06/03
- メディア: コミック
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予想通りに先生は本物のお化けを連れてくるのだが・・・
現在進行形でユルアニ?内でアニメがまったりと放送中だったり、
講談社漫画賞児童部門を受賞したりと、
静かに、しかし確実に盛り上がってる本作。
毎号3〜4話掲載されているだけあって刊行ペースも早く、
これだけ巻数が進んでいるにも関わらずネタも安定しているので、
読む側としても鉄板な一冊として安心して読めますね。
受賞したのはあくまで児童部門とは言っても、
老若男女誰にでもお薦めできる一作です。
全体的にマニアックなネタが多い中、
一応マリオとか誰にもわかりやすいネタもあることですし。
非常に早い新キャラ登場ペースは変わらず全開。
毎巻のように誰かしらが新たに登場するのもある意味本作の特徴の一つですが、
今回出てきたのはヴィジュアル的には屈指のインパクトを誇ってます。
一言で簡単に表すのであれば、腐女子?
腐女子は腐女子でも、身体が本当に腐ってるんですけどね。
ええ、ゾンビ娘です。
所々腐り落ちてるし、眼球は片方ないし、涙じゃなくて蛆を流すし。
出番自体は文化祭の回だけだったけど、また出番はあるのかな。
時系列だと秋だからもう少し早ければ夏場で保存状態がーなんてネタがありそうですが。
しかし新たに登場するのもあれば去るものもあり。
次回は総選挙と称した人気投票が開催され、
最下位はクビになると言う過酷なルールが・・・
モブキャラも多いし、明らかに消えるのはモブだろってのはさておき、
現在発売中の本誌では既に結果発表されているのですが、
告知時すら1エピソードとして描いているようなので、
そちらはそちらで楽しみにしておきたいところです。
先生や黒ねこ、準レギュラーの四人娘あたりは安定だから安心して見られるし。
実際投票するんだったらひな子に投じてただろうなー。
時には万人向けに、時にはマニアックでアカデミックに。
シュールすぎるネタって考えるだけでも大変だと思うのですが、
よくぞここまで作れるよなーと。
日常生活じゃ絶対知り得ないような生物の名前とか、
どこから引用してくるのやら。
鍋をやれば当然のように闇鍋だったりしますし。
何が飛び出てくるかわからないあたり、
本作そのものが闇鍋みたいなものではありますけどね。
びっくりしたのが大食い対決のときに先生が呼んだ霊。
江戸時代に飯68杯の醤油2合を平らげた三河島三右衛門って、
ただのネタだろと信じて疑わなかったら、実在したのかよ!?
そういう人物がいたことも驚きですが、
そもそも江戸時代に大食い大会なんてものが開かれてたこと自体が驚きです。
このへんはマニアックすぎて、素でカルトQクラスのクイズに出されそうだもんなぁ。
実際にクイズダービーに出題されたことはあるようですが。