釣り表紙は三度? 『魔法少女プリティ☆ベル』 3巻

魔法少女プリティ☆ベル(3) (ブレイドコミックス)

魔法少女プリティ☆ベル(3) (ブレイドコミックス)

魔法少女なんてタイトルに反して変身したのがボディビルダーの厚志さんだったり、
2巻で真の魔法少女が覚醒したと思ったら魔力が強力すぎて危険だとか、
全てにおいて斜め上をいっている本作も3巻目となり、
天界に魔界に海魔界にと一度に色々なものが一気に動き始めました。
前回で全ての魔王と話をつけて、この先どうするんだよと思ったら
逆に今回伏線だらけでびっくりした。
新キャラも多数登場して話を盛り上げてくれているし、
最早厚志さんの存在だけのネタじゃなくなってます。
むしろ新キャラとか展開とかのインパクトが強かったりメインが別視点になっていて
段々話の焦点が厚志さんから外れてきてたりしますね。
表紙と内容が一致してないのも最早お約束。
とは言うものの、今回の場合は今までとちょっと違う意味でではありますが。
まぁ出るところはきっちり出てくれているところはさすがは厚志さんでした。

本誌通販の抱き枕カバーにまで出張るとは流石と言うか怖いもの知らずと言うか。
本当に誰得だよこれ・・・


厚志さんたちとは異なるところの動きがとにかく激しい今回。
前回ラストから継続する全ての行動が怪しいルラは綾香を言いくるめて
ライバル魔法少女へと引き込んでみたり、

世界各地に存在するらしい反戦平和団体のリーダーとコンタクトを取ったり、
ミルココの探知能力の穴を着実に掴んだりと暗躍しすぎ。
まだ今回は裏で行動を積み重ねている段階だけど、
他の魔王たちまで巻き込んだ一大騒動を引き起こしそうですね。
と言うか何このロリ、エロい・・・

あんたら裸で何百合ってんすか!?
人生は熱とか言ってるけど、別なモノが熱くなるよっ!
何か本作の女性キャラって可愛い系とそうじゃない系のタイプが
年齢と逆転してるように見えます。
プレゼンを恥ずかしがるイタカさんが見た目に反して可愛いんですもの。

エリちゃんは小学生の身で何故か経済学勉強してるし、

ミルココは合法ロリババアってことが判明してるし。
他には新キャラとして出てきたシスター部隊と戦隊連中がかなりはっちゃけてます。
空気を全く読まないシスターの初登場シーンとか、
アホの子出てきたー!と言わざるをえません。

実際アホの子ですし。


前半はまだ魔法少女と辛うじて言えるくらいの内容ではあるものの、
後半になってゆくにつれて次第に色濃くなってゆく男率。
明らかに一人だけ出てくる作品間違ってるような熱いキャラだった桜は再登場するし、
戦隊ものみたいな連中は出てくるし、
挙句の果てには仮面ライダーもどきまで出てくるし。

魔法・・・少女?
と言うかこのライダーもどきがえらく強かったりして、
魔力とか基本スペックで上回ってる厚志さんや桜をねじ伏せるとか
普通にバトルものになってきてたりします。
スペックを覆す技術とか全貌の見えない能力とかあるんだろうけど
現時点でこいつに素で勝てそうなのってジロウとか変身したエリちゃんくらいでは・・・
このジロウがまた前回にも増して侮れません。
魔王としてだけじゃない政治家然とした一面も見せて
ある意味見た目どおりっぽいところが出てきたかと思えば
一種の演舞で試し斬りを披露しただけで厚志さんが感服するほどの圧倒的な実力。

たぶん今現在出てきてるキャラの中だと間違いなく最強だろうなぁ。
と、侮れない爺さんではあるものの、漢の浪漫をわかってるところがまた。
やっぱ巨大ロボはいつ誰であっても漢にとって憧れの対象です。
同時に現実を突きつけてばっさり切り捨てるイタカさん容赦ない・・・

わかってるさ、人型が戦闘向けとして効率悪いなんてことくらい。
でも浪漫ってものがですねぇ!
おぉぅ・・・