スペランカー アンソロジーコミック
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スペランカー アンソロジーコミック (CR COMICS DX)
- 作者: COMIC RUSH編集部
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2010/02/06
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 48回
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スペランカーと言えばその死にやすさから今なおネタとして語られることの多い名作。
ファミコン版が発売されてより25年経った今、
総勢16名の豪華作家陣によって新たに歴史の一ページが刻み込まれることとなりました。
ええ、文字通り『豪華』作家陣です。
よくぞこれだけの面子を集めたもんだと改めて本作の知名度にはただただ驚くばかりです。
同作は去年もアイレム公式HPで連載されているWeb4コマの
スペランカー先生が出たばかりですが、
まさか二年連続して本作の漫画が出ることになろうとは、
当時(今でも)その死にっぷりに笑い・泣いた時分には予想だにできるものではありません。
けっこう同人ソフトとかでアレンジ版が出ていたり、
今ならPS3でリメイク版やWiiウェアですぐにDLできたりと
手軽にプレイできる環境は揃っているので改めて手を出すのもいいかもしれませんね。
死にやすいことを最初からルールとして捉えておけばなかなかに深いやり込みゲーですし。
十人十色とは言ったものなれど、ここまで個性が分かれるのも珍しい。
『スペランカーについてを題材にすること』
のみをテーマとして与えられただけなのでしょうかね、
見事なまでに話の傾向が違います。
普通に冒険者視点からの話あり、一プレイヤーとしての話あり、
そもそも冒険していない虚弱キャラの話あり。
全員好き勝手描いてるのでカオスなことになってますよ。
何か川口探検隊とかそんなノリですよね。
そもそも表紙からして全然関係なさそうなキャラが数人混ざってますし。
ゴーストの擬人化少女とか、名前がそれっぽい小学生とか、
まさかこんなにも萌え要素まで含まれていたとは思わなんだ。
ヘルメットヒロインにスパッツ&ローブ、ありです。
漫画部分以外にもスペランカーとゲーム史の年表、
グッズのカタログ、探検気分を味わえる鍾乳洞リストなど、
実にスペランカー愛に溢れてます。
現地まで行ってコンディション悪くて中に入れなかった龍泉洞は行ってみたいな・・・
ネタの幅は如何に及んでいようとも、死にやすさだけは一貫しており。
やはりスペランカーと言ったら貧弱主人公、
貧弱主人公と言ったらスペランカーであることは一つの伝統です。
果たしてこの一冊の中で冒険者は何回死んでるんでしょうね。
初プレイのときに誰もが一度はやるゴンドラからの転落とか抑えるところ抑えてますよ。
身長と転落死扱いになるドット数の数値とか妙に具体的な・・・
それにしてもコウモリのフンネタが多いなぁ。
外的要因が何であれすぐに死んでしまうのは周知の事実なため、
様々な死因が出てくるわけだけれど、
ネタとしてあまりにも美味しすぎますからね。