ラブホいこうよ 3巻

- 作者: 鬼ノ仁
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/06/29
- メディア: コミック
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明らかにエロであるとしか思えないタイトルに反し、
実はお色気は付加要素程度で極めて健全なラブコメだった本作も3巻目にして完結。
ラブ分よりもコメディ分の方が多くて、ギャグとかなり際どいラインの展開が中心なので、
しっかり笑えて楽しめる内容が充実してました。
最後も達也と可織の結婚式で締めくくると言うハッピーエンドでしたし、
こういう出てくるみんなが笑っていられるラストっていいなぁ。
達也が一人の男として成長した様子もうかがえますし。
それにしても表紙がまさか夢の回と最終回の二度だけ登場した成長後の沙織だとは・・・
基本ラブコメ展開と思わせておいて、何気にぶっとんだ話が多かったのが特徴です。
サルと温泉に入りもすれば、焼き芋用の芋掘りするために地獄まで行っちゃいます。
展開のみならず、キャラも非常に濃い・・・と言うか人外も多かったり。
幽霊の幽子に、巨大ロボ(実はプラモ)のガークランと、
既存で登場していたキャラに加えて、ラスト直前になって鬼っ娘のハルキまで登場し、
巻数ごとに人外が増えていく法則はきっちりと守ってくれました。
と言うか、ガークラン・・・ラブホで巨大ロボって何ぞ!?
しかも顔はガンダムとシャア専用ザクのあしゅら男爵仕様・・・
話の流れと言う空気を読めないキャラってのは色々な作品にあるものだけど、
ここまで存在そのものが空気読んでないってのもある意味すごいです。
出てくる回ではことごとく目立ちまくってるし、裏表紙にも出てるし、
実はロボットものなんじゃないかって勘違いしてしまいますって。
もともとコメディ色が強いからそれほど際立ってはいないとしても、
さりげなくエロいところはエロいですね。
達也に変身したハルキと朝子さんに憑依した凶香姉の寸劇と言い、
沙織の先生、通称『花柄先生』が猫たちにじゃれられてイってしまうところと言い、
さすが本来エロ中心に描かれているだけのことはあります。
このラインを超えてしまうとただのエロになってしまうし、境界線が絶妙だなぁ。
他にも乳首券の発行や裸は出てくるけれど、
展開的なものもあってからか、むしろ健康的と言う意味で健全なイメージを持ってしまいます。
うん、実にいい裸です。