マンガ家さんとアシスタントさんと 2巻

マンガ家さんとアシスタントさんと 2 (ヤングガンガンコミックス)

マンガ家さんとアシスタントさんと 2 (ヤングガンガンコミックス)

これこそが変態と言う名の紳士だよ!


最近だと8月に新創刊されるコミックギアの製作総指揮と、
描く側だけではない活動も行っているヒロユキ氏。
そんな氏の文字通り『変態』な作風全開な本作、第二巻が出てしまいました。
ぃゃー、実に不思議ですよ。
終始変態的、セクハラ的なネタばかりのはずなのに、
エロスの域を突き破って一周して一般の域まで戻ってきてしまっているからでしょうか、
不思議とエロさってものは感じないんです。
パンチラじゃなくて、パンツそのものを主に語ってるくらいですから。
新キャラも増え、愛徒のハーレムにまた一人・・・
どつき漫才的な漫画家ライフは今日もどこかで繰り広げられるのでした。
主にパンツ的な意味で。


今回から新たに登場したのが微Sなちびっ子スーパーアシスタントの黒井さん。
S気質なはずなんだけどSになりきれていないところとか、
実はただの強がりさんなんじゃないだろうかとか、
そう思わせる節がたくさんあって可愛いんです。
本作におけるいじられキャラはこれで決定かな?
他はみんな抵抗激しいし、逆に愛徒がのされることが多いので。
黒井さん意外にも新キャラはいるのですが、どちらかと言うとマスコット?
愛徒の最大の天敵となるそのキャラとは猫です。
猫が苦手とか怖いとかってわけじゃなくて、普通に勝てないと言うね。
これはこの猫が強いのか、愛徒がヘタレすぎるのか。
猫に下僕扱いされてて、それでいいのか人類!?


既存キャラも皆可愛いのですが、やはり目立っていたのは編集のみはりちゃんでしょうか。
今回は表紙でスリーパーホールド、裏表紙で右フックを繰り出している時点でも目立ってますし、
作中でも貴重なツッコミ役として活躍してます。
何と言っても、サンタコスで赤面しながらケーキを『あーん』ですよ?
どう考えたってMVPです。
同時に、胸ネタが・・・
AAサイズだっていいじゃないか、ひんぬーはステータスだもの。 みつを


作品の人気=作者の人気とは限らない現実も語ってくれてます。
それを地で行くNo2こと冥聖君。
一応彼の作品、地味に部数増えてたりしますね。
1巻では単行本1〜8巻の累計300万部だったのが1〜10巻の累計400万部になってますし。
ただ、駄目だこいつ、人間の器が小さすぎる・・・
名前通り『富と名声』を手にしてもこうなったら人間おしまいだなと。
彼と見比べると実は愛徒ってかなりのリア充だったりする?
リア充と言うよりも人間味があると言うんでしょうかね。
どっちかの立場を選べと言われたら愛徒の方を選ぶと思います。
まだ見ぬNo1だけど、やっぱりジャスティスだったりするのかなぁ。