えすぴー都見参! 3巻
- 作者: 岬下部せすな
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: コミック
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護衛任務のSPなのだけれど、ひたすらほんわかした本作も3巻目。
だいたい一年半スパンだから待望のって言葉がぴったりです。
今回は新キャラとして、ずっと屋敷に不在だった直人の両親が登場し、
都の両親も父親が屋敷にやってきたり、母親と温泉旅行に行ったり。
親の出番が多くてまさに両親祭りです。
直人自身にも将来について考える点が出てきたりして、
同じような日常が続いていた中でも、少しずつ変化していくものが確かにある様子がうかがえます。
一番大きな変化があったのはロングヘアのメイドさんでしょうかね。
(未だ本当の意味では名称不明だけれど、メイドさん二人の名前は『三剣』と『朝倉』で確定かな?)
自分の夢に向かって一歩踏み出してメイドに小説家の卵というアビリティが付与されました。
何と言っても最大のポイントにしてこれからのキーマンとなりそうな直人の両親の帰還。
取り巻く環境がゆるいからあまり意識はしていなくても、仮にも大財閥の総帥。
一体どんな人物なのかと思ったら・・・
うん、間違いなくこの父親は直人の父です。
ゆるキャラDNAは健在と言いますか、ある意味直人よりもゆるいです。
しかも兄弟で通じそうな顔なのに40歳って若っ!
その分母親の方がアクティブな元メイドで、何気に釣り合い取れてるんですこれが。
基本の性格は確かにゆるい、でも紛れもなく『親』であり、
『総帥』である一面をたまに覗かせるところがニクいねこいつは。
直系であってもただの世襲制として継がせはしないと言うその姿勢、
これからの企業も政界も実力主義の時代ですね。
直人と都の進展しそうで足踏みしているもどかしい関係もそうなのですが、
ここにきて雪さんと直人の友人その1こと洋平の関係が気になって仕方ありません。
普通に携帯番号交換しててプライベートで会ってはオープンカフェでのひととき。
傍から見ると完全に付き合ってるそれですよ。
雪さん自身はまだ友達程度にしか思っていないようだけれど、
次第に友情の念が変わっていくと考えると・・・
当初は直人のことが好きなライバルとしての立場だったはずですが。
ぅーむ、LikeとLoveの違いってことなのかなぁ。
ちなみに、ケーキを箸で食べるのってそんなに珍しいですか?
自分、全然普通に箸使うことが多いのですが・・・