まーぶるインスパイア 2巻

まーぶるインスパイア (2) (まんがタイムKRコミックス)

まーぶるインスパイア (2) (まんがタイムKRコミックス)

これぞリアル中二の心意気。


普通っぽいけど普通じゃない、濃いようでマニアックなわけではない、
この微妙なバランスとゆるさが魅力の本作。
1巻当時から待ち遠しかった、一年待った。
そして期待通りでうれしかった。
話のタネはゲームのこととか、第二次性徴的なものとか。
この大人じみているとも子供じみているとも言えない中間的な特徴は
やはり中学生と言う年代ゆえなのかもしれません。
確かに自分もその周りもそうでした。
ゲームや漫画の話題とかは多いけどえっちな話題が増えてきたのもこの頃ですし。
高校にもなるとホビー関連の話題に乏しくなっていきましたし、
小中高の中では一番ゆるい生活をしていた時期かも。


ネタがこなれてきたとも言いますか、随分と絶妙だなーと。
パロっぽいところだとウォーズマン理論で胸マッサージをしてみたり、
某蜘蛛のヒーローみたいなのがいたり、修造節が飛び出したり。
そして何と言っても年代的に性に目覚めるお年頃だからでしょうか、
健全なのに微妙にぇちぃと思えるシチュエーションが多数。
カフェラテを間違った区切りで発音し、溶けたジェラート股間にこぼれ、
居眠りでよだれをたらしてしまったことをごまかす挙動が周りにはイってるように勘違いされ。
前述の通り、えっちなようでそうでないような境界に属する寸止め的ネタ好きにはたまらないものがあります。
とにかくたこ焼きを『触手焼き』の通称で呼ぶのと『魔乳峡谷』は名言だと思うんだ。
今回の最後でついに本作のタイトルの意味が
『無駄に制約の多い自分ルール』と判明するのですが、
まさか・・・ここまでずっと導入部!?
露骨ではないぼかしたようなうろ覚えのような
パロなようでそうではないネタの選びどころもタイトル通りに名は体を表してるとはおもいますけどね。


何気に第一話からずっと引っ張り続けているPC購入関連。
るくはの気持ちがすごくよくわかるなぁ。
本当は別の何かを買うためって目的があるのに、
いざ資金を持たされると別のことに使ってしまいたくなるってのは。
実際、それで痛い目を見たこともありますし、ちょうど自分が中二の頃だった。
財布の中に一枚だけ諭吉を切り札兼虎の子として所持してたこともありました。
果たして本当に購入する日は来るのでしょうか。
それともまたロデオマシーンに興じてしまうのでしょうか。