妖怪学園記

妖怪学園記 (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

歪んだ愛情の百合風味。

ごく普通(？)の主人公はごく普通(？)に転校をしごく普通(？)に学校生活を送ります。
ただ違っていたのは、その学校は妖怪の学校だったのです。
最も、当の主人公も実は鬼とのハーフだと一話の時点で速攻わかるので
作中に人間は全くいないという事態に。
現代社会、生活に溶け込むのも楽ではないのです。
普通に授業もやっているし学園祭なんかもやってますし。
もし変化するのを忘れて耳と尻尾がでてしまっている猫娘を見てもそっとしてあげておいてください。
ちょっとしたドジであってコスプレではない・・・筈。

可愛い子ほどいじめたくなるって心理はありますよね。
その上さらに独占したいって気持ちも。
とにかく純粋な主人公のゆうは幼馴染ののんちゃんこと野菊にいつも騙されて遊ばれてる。
その素直なリアクションがたまらなく愛しくてさらにまた騙してしまう。
でも愛のある嘘だから許せてしまうんですよね。

唐突に一変する展開の後に迎える最終回はちょっとよくあるパターンかなってのは思ったけれど
あんたは『死んだ』んだからどこへなりと好きなところへ行くがいいって粋な計らいってのはいいもんだ。