精怪異聞 1巻
- 作者: 時任奏
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/04/09
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
決してメジャーではないけれど粒揃いの作品が揃っており、
同時に意外と伝奇もののような作品が多かったりもするREXからまた新しい現代伝奇ものが登場しました。
一風変わった小説家が移り住んだ社にいた神と接触したことで
物に生命を宿す付喪神の能力を吸収してしまったことから始まる平凡のようで全然平凡ではない日常生活。
そんな能力を手に入れてしまっても特に意に介さず飄々と受け流し、
奪われてしまった神からはツンデレ風味に付き纏われながらも飄々とあしらい。
でも目に見えない幽霊はダメと見えるものしか信じないリアリストな面もあり。
こういうマイペースなキャラって非日常的な作品と合っていないようでミスマッチで合っているような。
どうやら親から全く愛情を注がれずに育ってきた過去を持っているようですが
後々になってからその全貌は明らかになってくるのかな。
例え百年使用された代物ではなくてもさすがは神の能力、
その場で生命を持たせてしまうものだからいろいろと『物』の気持ちってものがあったりで
うん、物を粗末にしちゃーいけませんね。
文字通りばちが当たってしまいます。
メイドって言うほど殊勝なものでもないけれど
お手伝いさんと言うか女中さんってのはやっぱりいいもんだ。
日本人である以上やっぱり和服でないとね。