神様ドォルズ 2巻

神様ドォルズ 2 (サンデーGXコミックス)

神様ドォルズ 2 (サンデーGXコミックス)

敵が最強とは限らない。


ロリと巨乳の両ヒロインのサービスを交えながら
その実普通にバトル展開要素が強くなってまいりました。
当面の敵となりそうな阿機に詩緒と瓜二つのまだ名前もわからない相手も出てきたり、
まるで隻のバーゲンセール状態かー!
突出して目立ったものがあるでもなし、かと言って劣ったものがあるでもなし。
気軽に現代伝奇要素を踏まえつつロボットみたいな案山子のバトルとすいすい読めますな。
巻末には用語解説が辞書っぽい感じで説明されているので
設定でわからない点についても確認できますし。


とにかく本巻を読んでいて思ったのが
バトルものなどではいわゆる『敵』というのは絶対的な強さを持ってたりするものですが
これにはその定義が当てはまらないということ。
何か半分近くは阿機がやられっぱなし状態になっちゃってますよ?
勾司郎に追い立てられてほぼ防戦一方で逃げ回り、
一矢報いようとしたところで邪魔が入って気絶して。
気を失っているところを久羽子に拉致られてパンツ一丁で拘束・監禁の後、
改造エアガンで蜂の巣にされ、立場が逆転したと思ったらスタンガンを最大電圧で押し当てられて
最後は挑発して興奮状態になった匡平にたこ殴り。
基本イっちゃってるキャラではあるもののそのやられ続きの様子は見てて哀れに思えてくるほど
最終的に逃亡したけど元の場所に戻るという裏をかいた行動に出たところから先はどうなったのでしょうか。