酒気ゼロでの電車寝過ごしにあらゆる意味での危険さと不安要素を感じずにはいられない

月曜と同じく職場を出た時点で21時を過ぎていて、
今週くらいはと割り切るにも限度ってものがあると思いつつ、
地元の駅を寝過ごしてしまって隣駅で30分以上待つ羽目になった罠。
この一駅ってものが山手線レベルだったら歩いたって構いません。
日暮里〜西日暮里間なんて端から見れば隣駅が見えるレベルですからね。
が、そんな近い距離にあるわけでもなく、
歩けば確実に一時間以上かかるから待たざるを得ない。
隣駅ならすぐ近くに姉夫婦が住んでるから、
連絡して車で送ってもらう手もあったんだけど、
まだ逆方向の終電も残ってるのにそれを使うのも気が引ける。
特に飲んでたわけでもないのに乗り過ごすとか、
一体どんだけ疲れてるんだよ自分・・・
まぁわからんでもないですがね。
ベトナム行ってた間は土日も仕事してて一日たりとも休みは無かったし、
帰国した当日も午後から秋葉原とか無謀行為に及んでたし、
丸二週間休みなしも同然ですから。
そんなわけで休出してる分の振休で水曜は休むけど、
そうでもなかったら今すぐ魔女化してもおかしくないくらいにソウルジェムは真っ黒だったでしょうね。
今月は災厄なんてレベルじゃないわ・・・

生存(エロ妄想)戦略ーッ! 『ゾンビッチはビッチに含まれますか?』 1巻

一見すると才色兼備の優等生であるサキナさん。
しかしてその実態はエロ妄想をしなければ死んでしまうゾンビであった・・・

今期はさんかれあがアニメ放送開始されたこともあったり、
一大ジャンルを築かんとすごい勢いで増えているゾンビヒロインもの。
シリアスもあればギャグもあるこのジャンルにおいて、
エロスをも取り入れたセンセーショナルな一作が名乗りを挙げました。
今最も熱いジャンルの一つであるだけに、
作品によって独自の味付けが多岐に及んでいて、
テーマ一つ取ってもお決まりの話にならないってところが凄いものです。
エロ妄想方面では難聴レベルの聞き間違いによって、
毎回異様なまでのテクニシャンぶりで逆姦する暴想処女がありましたが、
基本的なノリはそれに近いながらも、
前後の展開で特有の味付けをしていることで、
全年齢向けの色を強めつつもゾンビものとしてもエロス系としても機能しています。
何か色んなものが違う、
独自の世界観に思わずのめり込んでしまう本作です。


必要に迫られてエロくならざるを得ないヒロインの素晴らしさ。
某ヨスガの穹を髣髴とさせる容姿でゾンビ、
しかもあらゆる言葉にエロフィルターをかけてしまうたくましき妄想力。
本作と似たノリの暴想処女の弥生は貞操を守ろうとする観念が強すぎて、
被害妄想レベルのエロフィルターがかかってしまうノリでした。
一方で本作の場合はサキナさんは最初から幼馴染のことが好きであり、
ぶっちゃけヤりたいと思ってる真性。

これ、ゾンビになってなかったとしてもナチュラルにエロ妄想に溢れてるんでしょうね。
実際、それが原因で事故死並びにゾンビ化してしまうわけですし。
普段のノリも話の流れを無視して暴走しまくり。
一体何をどうやったら「参考書」を「乱交しよう」って聞き間違えられるんだよ・・・

フランクフルトをアレに見立てちゃって、
「おち・・・」とか言いそうになっちゃったりとかもするし。

さすがゾンビッチの異名は伊達じゃないぜ!


エロ妄想、それ即ち生命線。
幽霊ものだったりすると、現世に未練が残っていたりして、
それが原因で幽霊となり、未練を果たして成仏なんてパターンが多いですが、
本作の場合、それをゾンビでやってしまっているという大胆なる転換。
ぃゃ、未練と言うよりも逞しすぎるエロ妄想が故の復活なんですがね。
当のエロ妄想もただのキャラ付けとしてだけではなくて、
定期的に妄想しなければ本当に死んでしまう制約が付いているのがまた妙。
日常生活を送っている間にエロいことを考えるなんて誰でもあると思うんですよ。
でも、逆に妄想せざるを得ないともなると色々とキツいです。
目に見えるもの、耳に聞こえるもの全てが卑猥に感じてしまう、
脳内は四六時中エロフィルター。
しんどい・・・
結果として、
毎回妄想する⇒暴走する⇒勘違いに気付く⇒ランナウェイ
のお約束が自然と成立するようになっているわけです。

一応ラストでは妄想ゲージがゼロになって本当に死亡かと思われたところに、
謎の人物が登場するところで引きになっていたりするけれども、
だからと言ってシリアス路線に転向することなくギャグ路線は変わりないんでしょうね。

たぶんサキナさんのことを研究素材的な目で見る変態な予感すら漂うわ。