不確定要素だらけの海の中から一握の砂を掴み出す様な戦前

毎度の怠惰すぎる日曜日を平々凡々と。
昼起きて寝て夕方起きてといつも通りすぎる。
一週間後は夏コミ三日目で奮闘中か。
何か今回の三日目はいつになくヤバい予感しかしない。
全部のホールに均等にチェックがばらけてて、
どこから行っても後半は完売のリスクを背負わなければならないし。
残り少ない日数でどれだけチェックを進めて、
行動順序予定を効率化するかが課題になりそうかな。
あとは金曜に休む話をどう自然に切り出すかどうか。
作業スケジュール的に何とかなりそうではあるんだけどね。
どうにも今回は不確定要素が強いなー。

女たちの食戦争勃発 『めしばな刑事タチバナ』 6巻

署内の女子会サークルとも言うべき甘味部で巻き起こった一つの問題。
それは激しき女たちの食へのこだわりがぶつかり合う全面戦争へと発展し・・・
当初は読むタイミングを逃してしまって、
こういうB級C級グルメものは読んだら確実にハマる予感がしていたため、
実際に手を付けたのが5巻が出た頃であって、
案の定ハマって一気買いしたという経緯もある身ゆえに、
最新刊の登場を心待ちにしていた本作がようやく登場しました。
今回はサブタイトルにも示されているように、
女性陣によるポテトチップスに関する論争を中心に、
即席麺の茹で時間や牛丼チェーンの豚丼についてなど、
一度取り上げられた食品ジャンルの応用編のようなテーマも出てきたりして、
相変わらず食品事情の幅広さとこだわりの強さが垣間見えますね。
毎回どのエピソードでも課長とのこだわりバトルと
今じゃすっかり檀家の一人な児玉との丼もの談義は鉄板だわ。

既に自分の頭の中では明日の昼飯はカップ麺にしようとか、
そういう考えでいっぱいです。
さすがにストレートまではいかないにしても、
麺が軽くほぐれる程度の芯残しくらいでちょうどいいかななんて思ったりしますよ。

特に自分は麺をすするのが苦手で普通に食べるタイプなのでなおのこと。
誰でも少なからず持ち合わせているこだわりをくすぐるからたまりませんね。


かくも女たちは恐ろしきもの。
今まで作中では立花を中心に様々な論争が行われており、
特に課長とは毎巻のように何かしらの形で衝突していたりしましたが、
仲が悪いようで根本的なところでは相性ピッタリな者同士、
どこかじゃれ合っているような風もあったんですよね。
それが今回の女同士の争いになってくると話は別。
内部での上下関係を付けようとしたり、
そもそも格闘戦の延長上だったりしてガチすぎるから困る。

肝心のポテトチップスの銘柄に関しては特に考えたことがなかったなー。
最強兵器二大巨頭のピザポテトはカルビーでカラムーチョはコイケヤだし、
どっちも強力な商品を有してるから一概にどっちって言えないんですよね。
でもやっぱりわさビーフを擁するヤマヨシかも。

全部並んでたらまず間違いなく手に取るだろうし、
5倍でも物足りないから通販限定のMAXとかあるなら今度頼んでみようかななんて思ったり。
(わしゃビーフわさビーフってCMはツボったなー)

しかしこの回で5/8チップとか懐かしかったわ。
同じエスビーだとポテトチップスじゃないけど
鈴木くんと佐藤くんなんてのもありましたっけね。


所々に漂う男の哀愁。
女たちの闘いがクローズアップされる中において、
全体を見通すと各所で男たちの男らしい生活が見え隠れしたり。
さば味噌定食が定期的に食べたくなる病にはまだ到達してないけど、
年々あの味が恋しくなるのはわからないでもない。
鳴神式コーヒーも意識せずに飲んだこともあったなー。
去年の震災当日に水道の湯沸しも止まって強制的に水だったからなんですが、
あの時使ってたインスタントコーヒーが奇しくもエクセラだったというね。
ちなみに自分はかき回すことすらせずにコップを振って混ぜただけで飲んでました。
このへんはワイルドと言う次元とはまた色々と違う何かがありますよ。
と、散々語っておきながら実はGが苦手で
「キャッ」なんてリアクションしてしまう立花はちょっと可愛かった。

しかし男の哀愁では最強だったのが課長。
収録されてるラストのエピソードが課長メイン回で、
しかもサイレントだったりするから一層引き立って見えるというね。
本庁のお偉方に頭を下げる中間管理職の辛さや、
家族と別居状態だから帰ってきても食事の用意も無く、
深夜2時に一人寂しくオリジナルの卵かけご飯を食すなんてねぇ・・・

裏表紙ではチキンラーメンをストレートで食ってるし、
超ワイルドでハードボイルドにして寂しすぎるぜ課長。